ミドルエイジのビジネスマン
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HNKスペシャルを観た。温暖化によって一番最初に水没する国といわれているツバルは大潮のときに地面から海水が噴き出してくるが、ニューヨークで温暖化ガスの排出権を売買している会社の社長はツバルを救うのは既に手遅れだと言う。
京都議定書に定められた目標を基に割り当てられた温暖化ガスの削減目標を達成できそうにない日本の会社は中国の重慶にある炭鉱から排出権を買う。ところが、中国は京都議定書を批准していないので、日本から支払われる資金は温暖化ガスの削減に使われるのではなく、さらに石炭を増産するために再投資されるという。
中国は温暖化ガスを排出すればするほど、その排出権を販売できる訳で、実際、かの国の当局者は、将来、世界の排出権市場で取り扱われる量の半分は中国起源のものになるだろうと述べている。なんとも間の抜けた話で、あいた口が塞がらなかった。
根底には「先に豊かになった先進国に発展途上国が豊かになるのを制止する権利はない」という考え方があるので、自国の環境が取り返しのつかない状態になるまで政策が変更されることはないだろう。
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