ミドルエイジのビジネスマン
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2006年03月12日(日) ステップを増やすしかない

前の職場の後輩の相談ごととは、引く手あまたのヘッドハンティングの話であった。業務上、危ない案件に手を出してもいいかというような事ではなかったので安心した。ヘッドハンティング、相変わらずその言葉は人を酔わせるいい響きだ。自分の人生をワクワクしながら思い切り楽しんでもらいたい。

さて、先週、大部長は尊敬する若い紳士と食事をした。話が偶々仕事上のミスを防ぐにはどうしたらいいかという事に及び、その人が自信を持って言うには、チェックのステップを増やすのがベストなのだそうだ。

例えば、報告書を作成したときにいつも同じように間違う人がいる。注意しても、気をつけますとは言うが決して直らず、また同じミスを繰り返す。あるいは、注意を受けると大変な時間をかけてチェックするが、やはり間違ってしまう人もいる。

そのような人たちに必要なのは時間をかけることではなく、もうワンステップのチェックポイントを設けることなのだそうだ。そうすると、余計に時間がかかってしまうように見えるかもしれないが、ひとつひとつのチェックのプロセスは熟練すれば時間を短縮することが可能なので、全体として長くなったりはしないということだ。

もっとも、このように常に自分の仕事の完成度に気を配っている人は、そもそもミスをすることもほとんどないに違いない。一方、何度間違っても平気な人に幾らアドバイスをしても、自省という機能が欠落しているので、効果がないのは目に見えている。かくして、それぞれの仕事の成果は大きな較差となって積み重なっていく。それが人生だ。

大部長は、こうして日記に書き留めておく。そうすると整理して書くために反芻した思考が自分の心に沈殿し、次に仕事をするときにチェックのステップを増やす必要があるかどうか検討することになるだろう。あるいは、この日記を見ている大部長の同僚たちには自分の仕事のやり方を振り返るきっかけになるかもしれない。

きっと若い紳士は、もっと若いときから自分で工夫しながら仕事の(多分学校の勉強も)仕方を工夫し続けてきたのだろう。偉さは年齢とは関係ない。



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