ミドルエイジのビジネスマン
DiaryINDEX|past|will
| 2005年03月06日(日) |
エスタブリッシュメントの狼狽 |
またしても、お騒がせホリエモンことライブドアの堀江社長が、今度はこともあろうにニッポン放送を買占めにかかった。
今回の騒動で大部長が一番驚いたのは、普段、証券取引所の規則など興味もないであろう経営者や政治家がほとんど反射的に法律違反だなどとコメントしたことだ。
この問題はあちこちで関心を呼んでいるようで、大部長も出張先でどう思いますかと聞かれたものだから、思っているとおり「ホリエモンに理があります」と言ったら問いかけをした人は不機嫌になってしまった。聞いてきた人は堀江社長の経営者としての品格と規則の隙を突くような行動を問題にして、「拝金主義で礼儀知らずの若者が社会のルールを破っている」と思っているに違いない。だれも堀江社長が崇高な理念に基づいて経営革命を起こそうとしているなどと擁護つもりはない。ただ、品位とルール違反は明らかに別の問題だ。
いつもは賢そうにしている人々が、思わずカッとして感情的な発言をしたのは、自分たちの足元が掬(すく)われそうになったことを本能的に察知したからに他ならない。金融庁も何日かしてから、やっと規則に抵触していないことを正式にコメントした。
そもそも、「一連の出来事の背景にはブッシュ大統領の弟分である小泉首相が、アメリカの企業が日本の会社を簡単に買収できるようにしろ、と命令されて様々の法改正をしているさ中に起きた。すなわち、こんなことはこれから日常的に目にすることだ」と言う人もいる。ブッシュの命令というのが真実かどうかは分からないが、確かに、日本中の大企業が自己防衛に本気で取り組む契機となるだろう。
肝心の買収劇には、とっくに退場したはずの創業者一族である鹿内家が登場して大和証券SMBCに株式を返せと捻じ込んだりして、ますます混沌としてきた。大部長はホリエモンの失敗は一撃で仕留められなかったことだと思うが、それでもまだ彼に勝ち目はあるのではないかと思っている。
こんな話を先輩と金曜日の飲み会で話していたら、ボソッと「エスタブリッシュメントの狼狽だよね」と言われた。核心をついていると思う。
|