ミドルエイジのビジネスマン
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| 2004年04月18日(日) |
植草一秀氏の再起を願う |
経済評論家植草一秀氏が品川駅で覗きにより逮捕されたというニュースを聞いたとき、「誰かに嵌められたのか」と思った。
大部長の貧相な書棚にも、失われた90年代を総括し、平成のニューディールを訴える「日本の総決算」という彼の著書が並んでいる。経済統計が少しでも好転するとすぐにブレーキを踏むという、何度間違っても懲りない政府の経済政策の誤りを敢然と指摘し、政府の言う財政構造改革が財政「支出」の構造改革ではなく、結局のところ財政当局の権限強化に繋がる増税を目的にしていることに警鐘を鳴らしていた。
財政政策の成果というよりは、多分に外的な要因と内部的には自律回復の結果、昨年から上向いていた景気動向は2004年に入ってから株式市場の活況を見て当面の危機を脱したようだ。
あたかも植草氏の貴重な役割が若干軽くなろうというときにその事件は起こった。真偽のほどは分らないが、初犯ではないという説もある。
日本経済は底が割れてしまうのかと皆が大きな不安に駆られていた頃、彼の講演を聞いたことがある。論旨明快で、説明も分りやすかった。こんなに若い人が経済の本質を語り、衒うことなく大胆に政策を提言していることに驚いたものだ。世代は交代し、このような若い人が明日の日本を支えていくのかと羨望の眼差しで見つめていた。
罪が確定すれば、早稲田大学の大学院教授の椅子は吹っ飛んでしまうだろうが、糊口をすすぐために道を過たず、いつか再起していただきたい。大部長はあなたの業績を支持する。
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