ミドルエイジのビジネスマン
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| 2004年01月18日(日) |
吉村昭の「アメリカ彦蔵」を読む |
仕事始めの日、残業もなかったので「丸ビル」の見物に行ってきた。そこの本屋さんで買ったのが吉村昭の「アメリカ彦蔵」。
江戸時代、太平洋沿岸の物資の輸送に当たっていた回船は大時化に遭うと、すぐに舵が折れ、難破してあっという間に大海原に流されてしまうのだった。幕末時代に難破し、米国の船に救助された少年が教育を受け、通訳や商人として日本で活躍する物語。
同じ目に遭っても、ただの被害者で終わる人と運命を切り開き、実り豊かな人生に変えていく人とに分かれる。ちょっとしたタイミングのずれや本人の気持ちの持ち方でも変わってしまう。彦蔵は年も若くて適応力があり、アメリカ人にかわいがられて成功した。彦蔵が経験する幕末の日本の状況や南北戦争当時の米国の様子が生きいきと描かれていて歴史の教科書より何倍も面白かった。
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