ジョージ・エルスの日記...ジョージ・エルス

 

 

ツインタワー - 2002年09月19日(木)

首都クアラルンプール(KL)中心部に聳(そび)
え立つ銀色に光り輝く2つのビル。

ペトロナス・ツインタワー。

オフィスビル。国営石油会社ペトロナス社所有。
88階建て。高さ452m。高さ世界一。

タワー建設はこの国の一大プロジェクトであった。

左のタワーは日本のゼネコン、右のタワーは韓国
の建設会社が競うように建てた。

ルック・イースト政策(東の先進国を見習おう)
を基本政策としてきたマハティール首相の計らい
に違いない。

国家、建設業界など様々な人の利権が絡んでいる。


観光名所になるほど外観は個性的で美しい。

ショーン・コネリー、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ出演
の「エントラップメント」にも登場したという。

タワー間には巨大ショッピングモール。地元の人、
観光客でいつも賑わっている。

マレーシア繁栄の象徴といわれる所以(ゆえん)だ。



KLで評判の日本料理店「大関」。 会社の上司、
彼の友人、そして僕の家族、計5人での夕食。

彼らの昔話は心地よかったが、僕の3歳になる息
子には退屈だったようだ。

外へ行こう と催促される。仕方なく 妻を残して外
に出た。


店を出ると 左手に 照明で青白く輝くツインタワー。
昼間とは違う美しい姿に 改めて圧倒される。

右手にはもう一つのシンボル KLタワー。

イスラム建築に影響受けた独特の姿に感嘆する。

ここに赴任してまだ1年。いまだに観光客の視点で
街を見てしまう。何度見ても飽きない。


美しい風景をもう少し、という僕を尻目に 彼は前
をひとりで歩いていく。何度も見てるせいか、この
風景にほとんど興味を示さない。

日本から遠く離れた国に住んでる事を理解していな
い彼にとって この風景は 地元の人達と同様、単に
ごく普通の日常。


僕よりも先に 彼はこの国に溶け込んだということだ。










...




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail