「BLACK HOLES AND REVELATIONS」(MUSE) 通算4枚目のアルバム。初めて聞いた時にはいまいちMUSEらしくない、地味な展開が多いかと思ったのだが、今やすっかりヘビーローテーションで購入1週間にして30回ぐらい聞いている。これまでの彼らからは考えられないポジティブな展開で何か悪いものでも食べたんじゃないかと心配した#2「starlight」、やはりありえないディスコ調でVo.マシュー曰く「フランツ・フェルディナンドみたいに踊れる曲をやってみたかった」らしいが嘘吐けフランツはこんなに暗かねぇよ!と突っ込みたくなる#3「Supermassive Black Hole」、恥ずかしくて誰もやりそうもないアレンジをフォーンまで取り入れてやってしまった#9「city of delusion」、今までも十分仰々しかったがそれが色褪せて見えるぐらいより一層暑苦しいとも言えるぐらい仰々しいにも程があり過ぎる#11「knights of cydonia」(前奏2分)と、全部褒め言葉である。バカもここまで突き抜けるとすごい。本当に捨て曲がない。すごいやマシュー。(★★★★★)