発明以来、テレビと言うものは、一般市民にとって世間を知るための情報源だった。
しかし、インターネットの普及によって、そしてブログと言うフォーマットの確立によって、今まで情報を受信するのみだった一般市民が、情報を収集し、発信し、相互にやり取りを行う仕組みを、容易に行えるようになったのが現在である。
つまり、情報が多くの人に共有されるようになった=情報は特定の特別な団体・機関・人間が扱うものではなくなった、と言うことだ。
何を当たり前のことを、と思われるかもしれないが、よくよく考えるとこれはとんでもないことで、特に、「第四の権力」(という言葉の都合の良いほうばっかり)を自負してきたマスコミにとっては、由々しき事態だろう。なんせ、今まで適当にやってきた情報発信、事実誤認にもつながりかねない印象操作や、ひいては意図的な捏造報道なんかも、ちゃんと考えてやらなければならなくなったからだ。少しでもボロが出れば、すぐ掲示板に書かれ、ブログに書かれ、トラックバックされ、炎上する。
その辺が顕著に出た最近の例。
印象操作 子供が惨殺されると嬉々とするマスコミ TBS 筑紫哲也のNEWS23で世論調査捏造疑惑 NEWS23筑紫哲也は日本のダンラザーになりたいのか? NEWS23がやったのは捏造ではなく詐欺でした (ご参考:ラダーゲート/ネットは新聞を殺すのかblog)
捏造報道 朝日新聞、捏造報道で安倍潰しのまとめ (いずれもIrregular Expressionさんより)
TBSとか朝日とか、もうヤバイです。マスコミが情報の掌握者だったときのスタンスで毎日毎日情報を垂れ流そうとしてるんで、ヤバイくらいに姿が痛々しい。上記具体例のとおり、遥か高みから一般市民に情報提供をしてくださってるもんなあ。両者の距離は昔に比べて随分と縮まってきているのに、そのスタンスはちょwwwおまwwwってぐらいに危険だと思う。 挙句に「被害者実名報道させろゴルァ!」とか言い出すんだもんな。鏡見ろよ。
被害者の実名報道を要求(日本新聞協会)/Blog-Headline 【朝日社説】 匿名発表の判断を警察に任せるな/mumurブログ
それでも、マスコミの影響力は未だ大きい。テレビしか見ない人も居るし、そもそも「テレビから放送される情報が概ね正しい」という「前提」を意識・無意識に関わらず持っている人が、まだまだ多いからだ。
そういった前提を崩し、マスコミの恣意的な情報発信・捏造報道による影響力を低下させるためには、やはりネットユーザーによるマスコミのウォッチ、大げさに言うとマスコミを監視する役割を担う必要がある。
監視する、ということは、監視する側の信頼性もある程度の高くなくてはいけないが、インターネットおよびネットユーザーに対する世間の信頼度は、残念ながらまだまだ高いとはいえない。
そもそもテレビなんかで取り扱われるインターネットに関する放送自体、わざとやってるんじゃないかって言うぐらい、ポジティブな内容のものがほとんどない(=悪い情報はすぐ広がる)。
また、先に「マスコミを監視する」と述べたが、捏造報道は論外だが、マスコミのミスの大小に関わらず、ネットユーザーがのべつ幕なしに噛み付いていたらどうだろう?インターネットの信頼性を高めるどころか、世間からは単なる揚げ足取りにしか見えないだろう。ネットユーザーは、炎上させるかさせないかの線引きを、あえて言うなら「寛容さ」も持たなくてはならないのかもしれない。
まあ、その前に既存のマスコミが、捏造体質直せって感じなのだが(今回一番言いたかったこと)。
っていうか、本来的にはマスコミとかネットユーザーなんかを含めた「メディア」が協力して、政府のやることについて監視する+自らの影響力を考え配慮するもんなんじゃねぇの?とか思うんですけど。
今のこの時代、マスコミもとっととネットユーザーと手を組んで、乗り換えてしまえば顧客信頼度なんぞ一気に上がってしまうんじゃないかと思うんだけど、それは素人考え過ぎるんですかね?裏とか社内に変な団体がくっついて難しいのかもしれませんけど。
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