written by 田村 MAILHOME
#お片づけに明け暮れる。
2005年06月05日(日)

一日部屋の片付けである。

もともと片付け不精なので、細かい片付けはちまちまとやっていたのだが、大掃除クラスの大きな片づけは実を言うとここ10年ほどまったくやっていなかった。
しかし最近のデスクトップの導入、テーブルの導入、ソファの導入で、部屋の中がにっちもさっちも身動き取れなくなってきたので、已む無く根本的な見直しを行うこととした。ソファが悪いんだ、ソファが。


さすがにここ10年の集大成ともなるとなかなかのもので、いつのものだかわらかないものが学習机からわんさかと出てきた。こんなものを取っておいて、当時の私はいったい何に使おうとしていたのか。

片っ端から捨てまくる。

主に書籍書類の関係だが、やってみると片付け前の1/3程度までに減った。綺麗になったと悦に浸ったものの、人間の10年間の痕跡などこんなにまで圧縮されてしまうのかと若干凹んだ。頑張りたい。


圧縮の結果、不要と判断された人生の2/3。
もっと内容の濃い人生にしなくてはいけないと考えさせられた日曜の昼下がり。
そういえば昔、1/3の純情な感情という歌があった。
CDも持っているが、別に聞きたくはない。




実は良いこともあったのである。

机の中身をとりあえず全部引っ張り出してみると、中から見覚えのない紙包みが。開いてみると、なんと旧千円札3枚が出てきたではないか。紙包みには○○の費用と書いてあったが、何のことだか記憶にないので、ありがたく使わせていただくことにする。

更に書類の地層を掻き分け、発掘を続けると、見覚えのないビニールケースの中から通帳が!どうやら郵貯の通帳のようだが、身に覚えなく中身を確認すると、最終取引は平成10年、最終残高はなんと50千円!昨日の物欲を満たすための、良い足がかりになりそうですよ!片付けるだけでこんなに美味しい思いができるとは、すごい、自分すごい。

これからも物欲を満たしたいときは、こまめに片付けてみたいと思う。




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