written by 田村 MAILHOME
#気付いたことがありまして。
2005年01月31日(月)

仮面ライダー剣
以前も書いたとおり三つ子の魂なんとやらのおかげで仮面ライダー系が好きな私は当然のごとく仮面ライダー剣も放送のほぼ8割方を見てきたわけだが、最終話はきれいにまとまり適度に悲話で、仮面ライダーにしてはやるじゃないかと思わされる出来であった。
平成ライダーと呼ばれる5作品を見てきたのだが、そのうち半分ぐらいの作品が最終話にしてグズグズだったりしたので、エンディングは期待するべくもないとどこかで思っていたのだが、剣に関しては良いエンディングであったんじゃないだろうか。

惜しむらくは、全50話もあるくせに、ストーリーが盛り上り始めたのは中盤の終わり際〜最後という、相当なスロースターター、という言葉すら適切かどうかも分からないぐらいの中盤までのダルさ加減と、描き切れていない登場人物のキャラクター。特に後者はもっと濃密に描いていれば、エンディングの感動は2倍にも3倍にもなったであろうなあと思えるだけに残念。重要なキャラクターが1話であっさり死んでみたり、余韻に浸りたいシーンもばっさばっさとドラスティックに進行してみたりと、勿体無いところが多かった。もう少し丁寧にお願いしたい。

いい歳して5作品全部見ているのか、と気の毒に思ったあなた。大きなお世話だが、自分でもお気の毒と思うので、反論が出来ません。



などと特撮の感想を散々述べておきながら、実は今日はとにかく駄目なのだ。
精神的にも肉体的に全然駄目なので、そんな日はとっとと寝るに限る。


結局私は前にも後ろにも進んでいなかったということが分かったのだが、実はもうひとつとんでもなく分かったことがあり、それは証拠もないくせに、あー成る程そういうことだったのかと、確信に近い揺ぎ無いものであった。そんな気持ちになったのは初めてだったので、不思議なこともあるもんだと思うと同時に嬉しい気持ちになってみたり悲しい気持ちになってみたり意味もなく落ち込んでみたりと、とにかく何だか忙しい。
割と無感動な自分が、音楽以外でそうやって色々と考え感じ悩んだり落ち込んだり喜んだり悲しんだり嬉しがったりしてみるのは、慣れていないので大変で疲れるのだが、随分と彩りに満ちて楽しいもんじゃないかとも思ったりもする。もう既に手遅れなのだが、気付かないよりは気付けた方が数億倍ほどマシだ。誤解したまま素通りしてしまうところであった。危なかった。


あまり感傷的なことを書くのは非常に恥ずかしいのだが、折角気付けたことなので、ログを取っておく。




BACK   NEXT
目次ページ