と、言うわけで、フランソワーズのオイル交換に行ってきた。オイル交換の効果は覿面だ。エンジンのフィールは大幅に改善され、ここのところ目立っていた走行中のガサツキもなくなり、「猫足」と言われるプジョー本来の滑らかな走りを取り戻した。ような気がする。とにかく、オイル交換は(精神衛生上)非常に効果的であることが再確認された。諸兄も一度お試しあれ。
さて、随分と久しぶりにブルーライオンへ行ってきたのだが、いつの間にかクライスラースマートと共存していた。以前はフィアット・アルファロメオとの共存だったのに、今度はスマートか。次訪れたときにはランエボでも置いてあるのだろうか。
ディスプレイもリニューアルされており、スマートのメインカラーなのか、白を基調としたさわやかな店内に一新されていた。むむ、プジョーは・・・別の建物に移されてしまっていた。
スマートのロードスターを見た。こんな車なのだが、出ていること自体を知らなかったので、最初はコンセプトカーかと思った。フォルムのエグさはTVRを連想させた。オペルのスピードスターのようでもある。オープンでスポーツっていいなあと、以前のオープンへの憧れがよみがえる。フランソワのオイル交換をしている間、スマート営業氏とロードスターについて話す。「アクは強いですが、とにかく面白いです」「たまに乗るんですけどね、やっぱり乗ると、顔がニタッとします」。だろうよだろうよ、やはりオープンカーは一度は所有したい。それにこのヒップポイントの低さは何たることか。ケツが地面を擦るんじゃないだろうか。それぐらい低い。カートのようだ。コンセプトから当然ながら、車重も850kg ほどしかない。こんな車が2,500千円ちょいですよ奥さん。間違いなく心に刻み込まれてしまった。
ついでに、軽のスマートに試乗させていただく。低速のトルクが薄いのと、シフトチェンジの際のショックが大きく、若干クセのある車であったが、これだけのコンパクトさ、意外に広い車内、遊び心に満ちたデザインと作り、割り切ったコンセプトと、気に入ってしまえば魅力的な車になるであろう要素を結構持っていると思う。試乗を終え、なかなか面白いですね、でもちょっと出足が鈍かったりで、クセがありますねと営業氏に伝えると、「実はスマートにはブラバスというスポーツモデルがあって、おまけにカブリオレもあるんです」。真剣に考えてしまいそうで怖い。オープンって素晴らしいですね。
あまり長居すると色々と洗脳されてしまいそうなので、ほどほどにして切り上げることとする。生まれ変わったフランソワに乗ると、冒頭でも述べたしなやかな足回りと、しっとりしたシートが迎えてくれた。そういえばスマートの足は硬くて、突き上げがかなりあった。少しでも浮気心を持ってごめんよ、フランソワ。ライトも交換したし、まだまだお付き合いいただこうと思う。知り合ってから4年だが、もうすぐ9万kmだ。
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