ラヴシック☆

     


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2004年08月11日(水) 都合のいい男

「先生は紺野のことを贔屓してる」
「先生は紺野に一番愛情を注いでる」


その言葉を聞いた時、私はまたいつものように
先生は冗談を言っているのだと思って、笑い飛ばそうとした。

だけど先生の表情は終始、真剣そのものだった。

それはまさに私が望んでいたもの。
奥さんに敵わないのなら、せめて生徒の中で一番になりたかった。
その夢が叶ったんだ。

だけど友達は、そんな先生のことを「都合のいい男」だと言った。

確かに、そうなのかもしれない。
実際、私もそう思った。
だけど私には100%そう言って、切り捨てることが出来ない。

先生を嫌いになる要素なんて、探さなくても沢山見つかるはずなのに
私にはどうしても先生を嫌いになることが出来ない。






↑もし、よければボチッと押してやってください。コメントが変わります。

先生への独占欲にまみれた醜い自分自身の手で。


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