2004年04月01日(木) |
エープリルフールの真実 |
春期講習、六日目。
今日から五日間、世界史とセンター英語の授業。 世界史はO先生で、英語は先生の担当。 いつもと何一つ変わらない環境のはずなのに、先生の視線の先にはいつも‥アノ子がいた。別に私が、特別に好かれてるって訳じゃない。 でも今まで気になる存在の子なんていなかった。 そりゃ、「この子、先生のこと好きなんだろな‥」と思うことはあったけど 先生の態度を見ながら、私はどこかで安心しきって、その子を見下していたのかもしれない。
「有栖さん♪」
先生が彼女の名前を呼ぶ度に、私はその「アリス」という名前みたいな可愛い名字に嫉妬する。 そして、必要以上に彼女の名前を呼ぶ先生に憎愛の意を覚えた。
エープリルフールの真実はずっしり重く 「先生が遠くへ、離れていく・・・!(><)」 そんな、予知夢を見た気がした。
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