別に私は、純粋だからだとか現実を知らないとかで 先生のことをずっと好きで居続けてるわけじゃない。
ただ本当に私にとって先生は大切な人‥。 かと言って、私の恋は自分でも親不孝だと思うけど (^_^;) 結局は自分本位でしか相手のことを想えないなら 軽々しく「本気の恋」なんて言葉を使われたくないと私は思う。
先生は一年中、黒っぽい無地のスーツを着ている。 青、紺、グレーの寒色系のカラーシャツに、シンプルなネクタイ。
先生は滅多に白のワイシャツを着ることがなくて 昔はそれがお洒落なんだって勝手に思ったりしてたけど 最近では白のワイシャツだって上手に着こなしてる先生が私は好きです。
先生がお洒落なのかどうかは分からない。 でも、素敵な大人の男だと私は思う。
ねぇ先生? そんなふうに改めて言わないでよ。その時、先生は神妙な顔をして何かを言おうとした。
でも私は、もしその続きが悲しい言葉なら聞きたくなくて 「嬉しいですねー♪♪」と言って無理矢理、先生の言葉を遮った。
すると先生は「そうやな (^_^;)」と、ただ苦笑していた。
私と先生はあまりに「生徒と先生」として過ごしてきた時間が長すぎて きっと何十年経って私がオバさんになっても、先生にとって私は子供のままなんだと思う。 私にとって先生が永遠に素敵な大人の男であるように‥。
どうやら、私の素敵な大人の女へ道は前途多難のようです (^_^;)
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