ラヴシック☆

     


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2002年07月30日(火) 「好き」って?

高3クラスでの授業、五日目。

「紺野は、A先生のこと好きなんやろ?」

「うん♪」

授業後の何気ない私と先生の会話。

「けど1番は先生だよ?」と言えなかった…。

A先生とは、通常講座では数学を教えてもらっていて、4月から新しく入った先生。
だけど塾の中では一番年上で、昔は学校の先生をしていて
今、私が通っている学校にも長くいたらしい。

はっきり言って、私とA先生は仲が良い。
けどそれは、みんながA先生のことを、授業の方針などで嫌っているのと対称的に
私一人は先生を慕っていたから、自然に仲良くなったんだと思う。
だって「人」は、嫌うよりも好きでいた方が得るものが多いから。

年齢は、軽く65は超えていると思う。
それでも、数学や化学の授業ができるのってすごくない?

私には、生まれたときから、おじいちゃんがいなかった。
(父方にはいたけれど、仲が良くなくて去年の暮れに離縁しました)
だから、まるで、おじいちゃんができたみたい。

A先生への「好き」
K先生や、K先生と同い年くらいの先生達への「好き」とでは、全く違う。
A先生へは恋愛感情なんてあるわけがない。
だけど…。

ねえ、先生?
どうしてそんなこと言うの?

何か不吉な予感がする。
ときどき、ものすごく独占欲の強いあなたに…。

私が他の先生と楽しそうに話していると、K先生からの視線が突き刺さる。

ただの偶然かもしれないけれど…。






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