2006年02月01日(水)  おっぱいは 誰でも楽には あげられない


生後2m5d


体重の話。妊娠してから出産まで結局17kg増だったんだけど、出産で4kg減って、その後最初の1ヶ月で4kg減って、次の1ヶ月で2kg減ったので、計10kg減ったことになる。妊娠前の体重まであと7kgだ。

母乳をあげてると体重が減るよと友達に言われていたのだが、本当だった。食べるのを控えてるわけでもなく、むしろおっぱいのために食べろ食べろで、ご飯なんて夕飯時だけで3膳は食べる。ご飯を食べるとおっぱいの出がいい気がする。産後6ヶ月経つと、母乳の脂肪分が減って体重が落ちにくくなるらしいので、なんとかそれまでに元に戻ろう。


ところで、母乳の話。母乳なんて子供を産めば自然と出て、問題なく赤ちゃんにあげられると思っていたが、そんなこたーないのである。それだったら、人工乳をあげてる人がこんなにいるはずがない。

私の場合、出産後極度の貧血だったせいか、母乳が出始めるまでに1週間くらいかかった。普通は2、3日で出始めるはずなのに。しかたがないので、入院中は病院からもらった人工乳をあげて、私の乳から出る初乳のしずくをかろうじて舐めさせていた。

退院して私の乳がようやく張り出したのに、さらに問題発生。私の乳首は短すぎるらしく(扁平乳首というらしい)、まなティがぜんぜん吸い付いてくれないのだ。何度挑戦しても、まなティはすぐに疲れて寝てしまうのである。でも、私と相方はどうしても母乳で育てたかったので、人工乳はあげず、搾乳機でおっぱいを取って、乳首に吸い付く練習をした後に哺乳瓶で与えていた。

でも、搾乳機は痛いのだ。痛いし、痛いと思うと出なくなる。ぜんぜん取れないときもあって、わたしゃ泣いたね。まなティはお腹をすかせて泣いてるし、焦ると余計に出なくなる。しかも最悪なことに、まなティは哺乳瓶のやわらかい乳首に慣れてしまって、私の乳首なんて見向きもしなくなっていた。さらにさらに、病院での検診のたびに体重がほとんど増えてないのだ。ああ、もうダメだ、と思ったね。パニックの後に脱力したね。

だけど、相方が大丈夫頑張ろうよと言ってくれたので、もう一度挑戦してみようって気になった。相方がまなティを押さえて、何度も何度も乳首に吸い付かせる練習をさせた。扁平乳首の場合、乳首だけじゃなくて乳輪も一緒に口の中に押し込まないといけない。まなティも苦しそうに必死に小さな口を開けている。それを見て涙が出てくる。それでも、「お前のためだ」と手加減しない相方。

その甲斐あって、スパルタ練習開始から丸2日経ったとき、まなティがどうにか直に乳から吸えるようになった。吸い付くまでに何度も失敗して時間がかかるけど、搾乳はしなくてよくなった。体重もグンっと増えて、助産婦さんを驚かせるほどに。ああ、苦しかったけど乗り越えてよかったと思った。今では私の乳首が若干伸びたのと、まなティの口が少し大きくなったので、問題なく一発でくわえることができるようになった。

母乳が十分出ているか心配だったので、ベビー用の20g刻みで量れる体重計を買って(高かった!)、毎回飲む前後で体重を量っているが、十分すぎるほど飲めている様子。体重も今では順調に増えている。

母乳をあげ始めの頃乳首が切れて飛び上がるほど痛くなる。それが母乳を諦める原因になる人も結構いるらしいのだが、私はこの苦労があったので、そんなに簡単に諦めてたまるかという気持ちで歯を食いしばって乳を吸わせている。最近は私の乳首も頑丈になってきたので、快適おっぱい生活である。


つづく。


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>>「匿名メールフォーム」へのレス

・ピエロの目は最初下向かせようと思ったんですが
 (まなティが絵より下にいるので)、
 そうすると、めちゃくちゃ怖い顔になるんですよ。
 だから、上向きにしました。
 目って、ちょっとの違いで表情がかわりますよね〜。

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