2005年11月04日(金)  生まれるよぉ 早くも陣痛 疑似体験


36w0d(9ヶ月目)


今日の午前中、洗濯物を干しているとき、腹の子がグイグイ動いて私の子宮口をこれでもかってほど押した。これはいつものことなんだけど、かなり痛い。キリリッという鋭い痛み。

イテーーーーー!!と腹をさすっていると、いつもと違って、なんだか生理通みたいな痛みに発展。さらに、立っていられないくらい腰も痛み出した。初めてのことだったので、洗濯物を放り出して急いでソファに横になって、目をギュッとつぶって痛みをこらえた。心の中では、「これってもしや陣痛では。ギャーーー、生まれちゃうよぉーーーー」などと叫んでいた。

5分もすると治まった。痛みもそれっきりだ。明日から臨月だけど、まだお腹は下がってきてないし(出産間近になると腹の膨らみは足の付け根あたりまで下がってくるらしい)、生まれるには早すぎる。でも、あの激しい痛みは陣痛を彷彿とさせたわな。

どうも我が子は早く出たがっている気がする。子宮口を出口だと認識しているのか? と思わせるほど子宮口を押すし。予定日より早く生まれる気がしてならない。これは、腹が苦しくてしかたがない私の願いでもあるんだけど。

予定日に渡豪する母に、「予定日より早く生まれちゃうかも」と電話で話したら、「えー、やだー、私が来るの待っててよー」と。どうしても私の苦しむ顔が見たいらしい。


関係ないが、何度も書いているように、私は童顔だ。アデレードの小学校で働いているときに、いつも小学6年生(!)に間違われていたほど。「年の割には若い」というよりも、「子供にしか見えない」という感じなのだろう。背が低く、黒髪のストレートショートボブ、すっぴん、ジーンズにTシャツという出で立ちもよくないのかもしれない。さらに、妊娠してかなり太ったので、顔がパツンパツンで、子供顔に拍車をかけている。

オージーにとって「子供にしか見えない」私の腹が、臨月なのである。これはかなりの違和感だろう。

私はずっと気づいていなかったのだが、この前ショッピングセンターで、すれ違った人がすごい形相で私を見ているのに気づいて、相方に「今の人すごい顔で私のお腹を見てたよ」と言うと、「そんなのいつもだよ。気づいてなかったの?」と相方が言うのだ。

どうやら、私は常にすれ違う人に腹と顔を怪訝な顔で見比べられているらしい。「あらっ、この子やっちゃったわね」という腫れ物に触るような目で。そして、相方曰く、私をジロジロ見た後は、相方に視線が移り、責めるような目で見られるのだとか(これには笑った)。相方は年相応に見えるので。

それからは、すれ違う人の視線が気になってしかたがない。16歳位の妊婦に見られているのだろうか。本当は30歳だよ! 若くないよ! と服に書いておきたい気分だ。

子供が生まれて、抱っこして散歩なんかしてても、年の離れた姉かベビーシッターにでも見られることだろう。

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シドニーも夏になった。今日は曇りで涼しいけど、毎日30度位の日和。パスカリーナの毛がごっそり抜ける。毎日禿げるほどブラシをかけてあげるのだが、飽きもせず毎日モッサーッと抜ける。ようやく最近になって、ムクムク冬毛が、スマートな夏毛になってきた。少しは涼しくなっただろうか。


つづく。


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