2004年04月08日(木)  作るのは 楽しいよりも エクスタシー


原稿締め切りが続いて、疲弊しておりました。変な時間に細切れに寝起きして、昨日は学校を休む始末。毎度ながら、自分の計画のなさに呆れます。まぁ、峠は無事超えたのだから、よしということで。

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この前日本に帰っている間に死ぬほど忙しかったのは、某出版社の大学受験用の新英単語帳開発にかかわっていたからなんだけど、それがやっと製本されて、海を渡って私の手元に届いた。自分がかかわったものが、こうして世間にお見せできる形になると、夜な夜な原稿と格闘していた日々が思い出されて、感慨もひとしお。いとおしくてしかたがない。スリスリ(頬ずり)。

誰でもそうなのかもしれないけど、私は「作る」という行為が特別に好きみたいなのだ。何を見ても、その仕組みを考えて自分で作ってみたくなる。もちろん上手くいくものとそうでないものがあるのだけど、自分が得意かもしれないと思うものには、ヒタスラ没頭する。寝食も忘れて没頭する。明けても暮れても没頭する。もはや採算なんて度外視。

それは、「作る」という行為から何かもっと大きな快感を得ているからだと思う。だって、ランナーズハイというか、エクスタシーなのだよ。脳内麻薬が出まくるのだ。

「教える」という行為も「作る」という行為に似ていると思う。空っぽの押入れに整理して物を入れる、もしくは、ごっちゃごっちゃの押入れを整理し直して、時には新しい棚とか引き出しを取り付けたりして、中身を出し入れしやすい押入れを「作る」感じだもの。

教材開発という仕事は、「教える」と「作る」が一体になっていて、私の食指が動かないわけがない。これからもこの道をがっつり開拓していこうと思う。


で、今は、その英単語帳用のウェブに載せる単語テストの執筆をさせてもらっているのだ。単語帳に出てくる単語を問う英語の例文をヒタスラ考えて問題を作るのが仕事なんだけど、最近スランプ気味でツライ。

例文というのは意味がなくちゃいけないのは当たり前で、その上「あ〜あるある」みたいな身近に引き寄せられるようなものでなくちゃいけないと思うのだ。例文を読んで、すんなりその情景を思い浮かべられるかがカギだと思う。

さらに、受験生というのは、何千何万もの例文を目にするのだから、「彼はありとあらゆる努力をしたが失敗に終わった」とか「交渉は夜中まで続いたが合意には至らなかった」みたいなネガティブな例文ばかりだと、ネガティブオーラが脳に焼き付いてしまうってのが私の持論で、例文のほとんどはポジティブでなくちゃと思うのだ。ネガティブな英単語用の例文も、あくまでも結末はポジティブにする。

しかーし、「自分自身が鬱なときは思いつく例文もネガティブの法則」ってのが私の中にあって、少しでも具合が悪いとダメ。ポジティブな例文がぜんぜん出てこない。そういうときは、一滴一滴絞り出すことになってしまって、ものすごく時間がかかるのだ。余計に疲弊する。無限ループ。

よいものを書くためには、健康的な生活をしろってことだ。


つづく。


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>>「匿名メールフォーム」へのレス

・最近は仕事がつまってたせいもあって、
 ちょっとはマシになってきたかも。
 でも、きっとまた気が抜けて眠り続けるんだと思うけど。
 カラダが欲するようにしてあげるのが一番よね。

・彼が行ってしまうのですね……。
 うーん、それは寂しいかも。
 春っていやな季節ですよね。
 出会いもあるけど、別れもたくさんあってなんだか切なくなります。
 カンカン照りの夏がくれば、それも色あせてしまうんですけどね。
 早く元気になってくださいね。

・ということは、私はパスカリーナに信頼されているのかもしれませんね。
 ただ、パスカリーナは布団を上にかけられるのが、
 いざというときに逃げられないような気がするのか、
 あまり好きではないみたいなんですよね。
 布団をかけようとすると、疑いの眼でじーっと見て、
 ピャッと逃げてしまいます。
 だから、布団の中で並んで寝てくれるのがうれしくてうれしくて。
 実家のネコは股の間で寝るのが好きですね〜。
 息苦しくないのかしらと、不思議に思います。 

・自分の日記を改めて読み返してみて、
 そういう疑問を持つ人も確かにいるな〜と思いました。
 いや、その疑いはないみたいです。今のとこ。

・はじめまして。
 ずっと塾で英語を教えていたのと、編集者の経験があって、
 教材執筆の仕事がしたいという熱意を、
 ありとあらゆる人に語っていたら、ひょんなところから、
 フリーランスで教材開発にかかわる仕事の声がかかって、
 その仕事の最中にも、「執筆の仕事がしたい」と、
 うるさいくらいに言っていたら、回してもらえるようになりました。
 半ば押し切った形です。(笑)

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