たそがれまで
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2004年02月05日(木) 梅の香




先日、伯母の法事に行った。
法要が行われる寺院の本堂に足を踏み入れると
お香の香りに背筋がしゃんとした。

線香の香りがあれだけ嫌いだったのに
ふと懐かしい気にさえなった。
もともと『香り』というものが得意ではなく
香水の類はいっさい付けないし、芳香剤も使わない。

だからこそ香りにはとても敏感で
自然の香りもすぐに嗅ぎ分けることができる。

今の季節だと水仙や梅
淡い香りなら心地よいと感じる。

そう云えば伯母が亡くなった日に
私は梅の名所で知られる太宰府天満宮に居た。
丁度息を引き取った時刻に、私は飛梅の前に居た。

まだ満開には間もある頃だったから、
淡い梅の香を思いっきり吸い込んできた。
梅の香りは好き。花も好き。

群れて良し、一輪で尚良し

百合や薔薇のように華やかではないけれど
ちゃんと自己主張のできる花
そんなふうに生きていければ・・

伯母の為に読まれる読経を聞きながら
そんなことを考えていた。



どこかに梅の香のアロマグッズがないかなぁ
梅の香りなら部屋中に満たしてもかまわない気がする。







東風 |MAILHomePage

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