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自分を良く見せようと、無理をしてきた。 特に、青春と呼ばれる自意識過剰な時代には 自分をギリギリまで追い込んだ。
弱みは見せない。 いつも涼しい顔をして、 よほど心を許せる人の前以外では できるだけ感情は出さなないように振る舞った。
クールでいることがカッコいいと思ってた。 それが大人であると思ってた。
だけど、 なんという勘違い。
自分のダメな部分や、弱い面を最初にさらけ出すと その後のつき合いがなんと楽になることか。 無理をせず、カッコつけることもなく 自然に振る舞えるということを知った。
肩の力を抜く
それができるようになっただけ、 自然に過ごしていると思う。
初対面の人に逢うのに、着て行く服を随分悩んだ。 第一印象って大切だと思うから。
最初に袖を通した服は、白いシャツと黒のパンツのクールな私。 髪もきりっとまとめてみたし、何年も前の私が出来上がった。 鏡を見ると、張りつめていた頃の自分がそこに居た。 この服は現在の私には似合わない。
次は普段着に袖を通した。 お気に入りの白のTシャツと、主人に買ってもらったジーンズ。 いつもの自分、飾らない自分。
鏡の前には、肩肘を張らずに自然な私が居た。 うん、こっちの私の方が好き。
そう考えてみれば、クローゼットの中には 肩肘を張る為の服が多すぎる。 フリルや花柄なんて1枚もない。 甘い色の服もほとんどない。
だからといって、 今更、フリルや花柄に挑戦しようとは思わないけど 鎧のようにガチガチに身構える服ももう必要ないのかもしれない。
ありのままでいられる幸せ 自然体でいられる喜び
そんなことを感じながら 失礼にならない程度の普段着で出かけることにした。 もうね、鎧を着込むのはヤメにした。 普段着の自分を好きになれたから。
つまりね、服を選ぶという行為を 深刻ぶって書くと、こんな感じになるのかな(笑)
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