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今日は、旦那と2人で、祖父と祖母のいる、私の実家に帰りました。
実家に帰るのは、今年に入ってから初めてです。
おじいちゃんは、相変わらず元気そうでしたが、 おばあちゃんは、腰の状態が悪いらしく、少し、しんどそうでした。 なんでも、整形外科のデイケアに毎週通っているとのこと。 あの病院嫌いだったおばあちゃんも、そういうふうになったのね。。 なんだか、時間は経ってしまったのだなぁと思いました。 おばあちゃんは、昔は、身体も大きいほうで、気が強い人でしたが、 今は、ちっちゃくなって・・。 私にとって、お母さんの存在だったのに、 今はすっかり”おばあさん”になっちゃって。。
でも、私が帰ってきたこと、とても喜んでくれた。 旦那のことも歓迎してくれて嬉しかった。
私は、本家の一人娘という立場を無視して、 しかも、祖父、祖母に育ててもらったのに、 父、母にしか相談せずにお嫁にいったので 多分、祖父も祖母も怒っていたと思います。 でも、今はやっぱり、旦那の人柄をきちんと見てくれて、 「この人なら・・」と今は思ってくれているようです。
昔は、私のことを、「家を継ぐための人材」としてしか見てくれなかったけど 今は、本当の意味で、私の幸せを願ってくれているのだと思います。 私の顔を見て、「元気そうで良かった。」と涙ぐんでくれました。 少し遅かったけれど、今やっと、お互いにいい感じの距離感をもつことができてるのかな。
居間で、祖父祖母、旦那、私の4人でお話した後、 旦那と2人で飼い犬の「ゲン」の散歩に行きました。 ゲンは、雑種で、旦那曰く、「品のない犬」ですが、 元気で人懐っこくて、とってもかわいいです。私は大好きです♪
ゲンを連れて、実家の周りを久しぶりに走り回りました。 懐かしい景色に、ちょっと感傷的に。 幼い頃、遊んだ場所を見ると、喉の奥が苦しいような不思議な感覚におそわれます。
そして、実家が持ってる、田や、柿畑。。 これらは将来どうなるのだろう。
おじいちゃん、おばあちゃんが、米や野菜を作り、柿を収穫する。 小さい頃は、それが当たり前で、ずっと続くと思ってた。 だけど、もう、そろそろ限界なのかもしれないな。。
そしたら、この土地はどうなっていくんだろう。 柿畑にある、柿の木は、毎年、実をつける。誰かが収穫しなくちゃ。
柿畑は、旦那も最初見たとき、驚いたぐらい、広くて、たくさんの柿の木があります。 もう、何十年も、毎年のように実をつけ、私たちにご飯を食べさせてくれました。
田んぼや畑なら、更地にしてほっといても大丈夫だろうけど、柿はどうなるの? 正直いうと、父母には農業はできないと思う。もちろん、旦那と私にも。
今まで、祖父母がプライドを持って守ってきた柿。 それがなくなったり、誰かの手に渡ってしまうのはかわいそう。
今更ながら、自分が実家を出てしまったことを本当に申し訳ないと思った。
精米したてのお米をおみやげにもらって、2人のアパートに帰ってきました。 祖父母は、笑顔で「また来てな。」と言って手を振ってました。
夜になると、また、柿畑や今祖父母が住んでいる家のことを考えて、苦しくなった。 泣いてしまって止まらなかった。
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