春菜の日記
日々のこと、脳内のこと、いろんなこと。

2003年01月26日(日) ちょっと実家に

うちのサイトのリンクのお部屋に、また新しい仲間ができました。
ぱぴぷーたさんの「リアルで不足しがちな心の隙間を補うサイト」です。
掲示板がいっぱいの、交流系のサイトです。
オフ会もやっておられるようです。

・・・・・・・

今日は、旦那と2人で、祖父と祖母のいる、私の実家に帰りました。

実家に帰るのは、今年に入ってから初めてです。

おじいちゃんは、相変わらず元気そうでしたが、
おばあちゃんは、腰の状態が悪いらしく、少し、しんどそうでした。
なんでも、整形外科のデイケアに毎週通っているとのこと。
あの病院嫌いだったおばあちゃんも、そういうふうになったのね。。
なんだか、時間は経ってしまったのだなぁと思いました。
おばあちゃんは、昔は、身体も大きいほうで、気が強い人でしたが、
今は、ちっちゃくなって・・。
私にとって、お母さんの存在だったのに、
今はすっかり”おばあさん”になっちゃって。。

でも、私が帰ってきたこと、とても喜んでくれた。
旦那のことも歓迎してくれて嬉しかった。

私は、本家の一人娘という立場を無視して、
しかも、祖父、祖母に育ててもらったのに、
父、母にしか相談せずにお嫁にいったので
多分、祖父も祖母も怒っていたと思います。
でも、今はやっぱり、旦那の人柄をきちんと見てくれて、
「この人なら・・」と今は思ってくれているようです。

昔は、私のことを、「家を継ぐための人材」としてしか見てくれなかったけど
今は、本当の意味で、私の幸せを願ってくれているのだと思います。
私の顔を見て、「元気そうで良かった。」と涙ぐんでくれました。
少し遅かったけれど、今やっと、お互いにいい感じの距離感をもつことができてるのかな。

居間で、祖父祖母、旦那、私の4人でお話した後、
旦那と2人で飼い犬の「ゲン」の散歩に行きました。
ゲンは、雑種で、旦那曰く、「品のない犬」ですが、
元気で人懐っこくて、とってもかわいいです。私は大好きです♪

ゲンを連れて、実家の周りを久しぶりに走り回りました。
懐かしい景色に、ちょっと感傷的に。
幼い頃、遊んだ場所を見ると、喉の奥が苦しいような不思議な感覚におそわれます。

そして、実家が持ってる、田や、柿畑。。
これらは将来どうなるのだろう。

おじいちゃん、おばあちゃんが、米や野菜を作り、柿を収穫する。
小さい頃は、それが当たり前で、ずっと続くと思ってた。
だけど、もう、そろそろ限界なのかもしれないな。。

そしたら、この土地はどうなっていくんだろう。
柿畑にある、柿の木は、毎年、実をつける。誰かが収穫しなくちゃ。

柿畑は、旦那も最初見たとき、驚いたぐらい、広くて、たくさんの柿の木があります。
もう、何十年も、毎年のように実をつけ、私たちにご飯を食べさせてくれました。

田んぼや畑なら、更地にしてほっといても大丈夫だろうけど、柿はどうなるの?
正直いうと、父母には農業はできないと思う。もちろん、旦那と私にも。

今まで、祖父母がプライドを持って守ってきた柿。
それがなくなったり、誰かの手に渡ってしまうのはかわいそう。

今更ながら、自分が実家を出てしまったことを本当に申し訳ないと思った。

精米したてのお米をおみやげにもらって、2人のアパートに帰ってきました。
祖父母は、笑顔で「また来てな。」と言って手を振ってました。

夜になると、また、柿畑や今祖父母が住んでいる家のことを考えて、苦しくなった。
泣いてしまって止まらなかった。





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