春菜の日記
日々のこと、脳内のこと、いろんなこと。

2003年01月25日(土) クタクタ。実習の日

今日は、新しいお仕事の実習をさせてもらいました。

仕事の内容は、今現在やっているのと、同じような(知的障害者の介助の)仕事なのですが、
今年から、今雇ってもらっている所と掛け持ちで、
他の某事業所でもやらせてもらおうと思っているのです。

今日はとりあえず、その事業所の活動に、ボランティアで入らせていただいて、実習しました。

今までやっていた仕事は、サークル活動や行事の補助などの、「みんなで何かをする」活動だったのですが、
今日、入らせてもらった所は、知的障害を持つ人にマンツーマンで付き添い、社会生活に必要な外出の介助を行う活動をしています(重度の人の場合、2人体制の場合もある)。

今日は、事業所の職員さんと、私の2人で、車椅子に乗った知的障害の人に付き添いました。
行き先は、某所にある、障害者スポーツセンター。
その人は、毎週そこに通い、プールで泳いで、シャワー室で身体を洗っているのです。
ヘルパーは、朝、その人をお家まで迎えに行き、電車に乗って、スポーツセンターに行き、1日を一緒に過ごして、また、お家まで送ります。

思っていたよりも、障害が重度の人。
それに、私は、車椅子の介助の経験があまりなかったので、
とっても、緊張しました。

超ありがちな意見ですが、車椅子で移動している人にとって、
歩道にある、ほんの少しの段差や障害物でも本当に困ります。
ほんの2〜3センチの凹凸にも、車輪は引っかかります。
車輪がひっかかると、車椅子全体に振動がいきわたってしまいます。
車椅子は、幅が大きいし、小回りもききにくいので、道が広く使えないと困ります。
歩道のまんなかに放置している自転車はもちろん、
落ちている空き缶や、歩道に少しでもはみ出している看板なども、逝ってヨシ!!!!て感じでした。
何か障害物があるたびに、私は「ひぇぇぇぇぇ!」と心の中で叫んでいました。

その人は、知的障害が重く、自分の意志で車椅子を動かして進むことができないので、すべてが押している人にゆだねられます。
それに、身体が大きな人だったので、重い〜(><)。
私は必死でした。冷や汗かいてました。
道も怖かったし、駅のホームも、電車も恐怖!
きっと、見てて、ものすごくあぶなっかしかったと思います。
一緒に行ってくれたスタッフの人も、きっと冷や汗をかいていたことでしょう。。

無事、スポーツセンターについても、
トイレの介助だ着替えの介助だ洗体介助だと、力仕事がいっぱい!
車椅子に乗った人を水着に着替えさせて、一緒にプールに入る介助なんて初めて。
要領がつかめないうえに、力もないので、本当に大変でした。。

プールに入るときは、ヘルパー2人で、「よっこいしょ」と、本人の身体を抱えていれてあげます。
プールに入ってしまうと、浮力があるので、本人は浮き輪に入って、とても楽しそうに泳ぐのですが、
プールから出るときも、やはり、ヘルパーが、引きずり出して、抱えてあげて、車椅子に戻してあげるという形です。
身体の大きな人だし、本当に大変・・と言ったら申し訳ないけれど・・・
大変でした!!すみません!

でも、その人は、1日、本当に楽しそうに笑ってくれて良かった。
言葉もなく、だた、「アー・・ウー・・」としか言わない人だったので、
どうコミュニケーションをとっていいものかと最初はとまどいましたが、
時間が経つにつれて、だんだんと、その人の伝えたいことがわかるようになりました(少しだけどね)。
それに、車椅子に座って着替えるとき、こちらから言わなくても、介助しやすいように背中をちょっとかがめてくれたり、そういうちょっとしたことにも、「おぉ!」と感動してしまいました。

一緒に行ってくれたスタッフの人は、とてもしっかりもので、友達が多そうなキャラ。
もし、普通にクラスメイトだったら、絶対、私みたいなタイプをうざがる人だろうな・・と思ったけど、
今日は、普通にうちとけられて、「あ、私でも、こういうタイプの人と普通に話せるんだ。」と思って嬉しかった。

その人を家まで、送り届けたあと、事務所に行って、契約書をもらってきましたが・・・。
今後どうしようかな。。
いろいろ理由があって、(時給のことや、体力面のこと)とても迷っています。

今日は、充実してたけど、とっても、疲れたよぅぅぅ。
もうクタクタだ。
私は、やっていけるのか。。
というか、やっていいのかこの仕事。





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