るり子の日録【愛が終わる日】
るり子の日録【愛が終わる日】
るり子



 仕事より、あなたの命を取ったのです

今日

仕事で

私は、プロ意識を問われる事態に陥りました。





結果、

とても多くの人の予定変更が

余儀なくされました。






というか、・・・・・・・・・・・・・。

私のひと言が

その事態を引き起こした



言っていいでしょう。






職業人としては致命的でした。






でも、

詳しくは書けないけれど、

大切なものは一体何なんだ?

という事が、この一連の事態のベースになっている







自分では

命を削ってまでする仕事は、

人生の上で そんなに多くあるものじゃない

そういう認識に立ったジャッジメントをしたつもりだった








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私なりの精一杯の真心のつもりでした。

それは、決して大げさなことではなく、

いつ起こっても不思議ではない程の その人の日常なのです。




そのからくりを誰かに理解して欲しくて、

徹夜で図面を書いている彼に

愚痴ってしまいました。






彼は言いました。

「それはね、やっぱりお前が悪いよ。

催促の電話をさ、たった一本入れればよかったんだよ。」






私には、

私が依頼した仕事より

その人の命の方がずっと大切なものに思えたのです。






とてもシビアな仕事をしている人ですから、

私の甘いジャッジに対して、その人はとても立腹しました。

もう少し詳しく言えば、

その人の仕事の遅滞を私が督促しなかった事に対するお叱りでした。





仕事より

命の方が大切に決っているという私の言い分は、

その人には通じない論理でした。






その人に

『 私は自分の仕事より、あなたの命を採ったのです。』

と、

公的に通用していいる氏名ではなく、

【あなた】という極めて私的な呼称を使って

私の尤も基本的な

生きてゆくスタンスを伝えました。





仕事が出来る出来ない以前のレベルで

私はビジネスライクなシビアな決断を下すことに

全く不向きだ

と、

打ちのめされてしまいました。







BBS


2003年01月19日(日)
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