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■ 彼を失うかもしれない とも
「少し仕事をさせてくれ。」
私にとっての発端は、その言葉でした。
「やっぱり、『私が一番大切』な訳じゃないのね。」
彼にとっての発端は、その私のひと言でした。
丁度一週間前には
「今月は忙しくなるなぁ。」
と、言いつつ、
「るり子、ちょっと俺に背中を向けてごらん。」
私達はベッドで睦みあっていました。
「俺、こうするのが好きなんだ(笑)。」
後ろ向きにした私の胸を彼は両手でつつみ
後ろから私を愛撫していた彼。
その記憶もまだ新しいうちに、
いつもは入るはずの「今、帰宅途中。電車の中からだ。」
という帰宅メールもこないまま、
突然「今、自宅で仕事中。少し仕事をさせてくれ。」
というメールが来たら、混乱してしまいます。
それまでに何も邪魔などしていなかったのに
彼は既に自宅にいて
しかも突然のそのメール。
その日は、
私達にお休みメールはありませんでした。
彼は彼で「やっぱり、『私が一番大切』じゃないのね。」
という私のリアクションに
カチンときていたのです。
翌日私は
彼からの短い業務連絡のようなメールを
ことごとく無視しました。
『感情のないメールになんか 返信しない。』
私は私で
そう思っていました。
彼は私の一連の対応に、
と、思っていたそうです。
いつもなら、
即、問題解決のバックアップをとる彼が
今回は何のアクションもおこさない事に
私の意固地は
ますますMAXに近づいていくようでした。
でも、
何時までたっても彼から電話が入らないので
ちょっと心が辛くなって
メールを入れてみました。
でも、私から電話をするのはイヤ。
彼から電話が入るまで許してあげない
それでも私は、そう思っていました。
時折、彼を失うかもしれないとも思いました。
とても可能性の高いような気も
しました。
でも、
私は悪くない。
その時もまだ、私はそう思っていました。
先週
「ねぇ、なんか忘れてない?」
「忘れてないよ。好きだよ るり。」
という言葉を
私は 催促したばかりなのに。
携 帯 電 話 | I | でも、ひどくない? | He | 帰りの電車の中だって、あれこれ考えないといけないほどスケジュールが詰まっていたんだよ。 | I | ひとこと、忙しさの感情を教えてくれたっていいじゃん。 | He | それはそうだけどさぁ。でもね、お前ほど俺の仕事の状況の全体を把握している人はいないんだぜ。 | I | 『たったこと事、〔一番大切だよ〕って言ったら済むことなのに。』 |
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女に手抜きは大敵だと、思いません? BBS
2002年10月12日(土)
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