台所のすみっちょ...風子

 

 

ラーメン。 - 2004年06月10日(木)

旦那が名古屋に出張することになった。

「う〜ん、朝の10時に得意先ってことは東京を何時に出れば・・」

とか

「ゲッ!7時ぐらいの新幹線じゃんっ!キツイなぁ〜」

とか

「やっぱ、前日に名古屋に入った方がいいよなぁ〜、そうすると・・」

などと、夕飯を食べながらあ〜だこ〜だ話してくれるのだが、

それを聞きながら、私は彼の出張スケジュールより、

実はラーメンのことで頭がいっぱいだった。


ラーメンとは「寿がきや」が出している「本店の味」という

インスタントラーメン。私はこれが大好き。

東京の方では見たことない。

東海地方の方々のみが楽しめる、私にとっては幻の味だ。


「わかったからさ〜、それより例のラーメン買ってきて」

話の途中ではあったが、私はそう切り出さずにはいられなかった。

すると「え〜、そんな時間ないよ〜」と彼は渋い顔をする。

「なんで〜!この前、行った時は買ってきてくれたじゃん!」

「だって買うの大変なんだよ〜・・」


彼が言うには、そのラーメンはご当地といえども、

コンビニなどでは売ってなく、過密なスケジュール中、

探すのにとても苦労したらしい。


「この前だって・・・どうしても買って帰んなきゃと思ってさ・・
 ・・・名古屋駅まで車で得意先の人にさ・・ 送ってもらう時にさ・・
 無理言って・・ダイエーに・・寄ってもらったんだよ・・」


ぶつぶつ言いながら、自分の食べた食器を下げに台所へ向かう

彼の後ろ姿が心なしか小さい。

その背中を見つめながら、

「幻の味はもうすぐそこ・・」と私はワクワクを

抑えることができなかった。



おしまい。



...




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