台所のすみっちょ...風子

 

 

プロポーズ。 - 2004年05月21日(金)

ご飯を食べ、旦那と2人、換気扇の下でタバコを吸っていたら、

「今日さ〜、いいもの見つけたよ〜」と

彼がニコニコしながら言った。

聞けば、いいものとは会社のことで、それも

かなりの規模なのだそうだ。とある場所を歩いていて、

偶然見つけたらしい。

「俺、そこに飛び込みで営業かけようかと思ってんだ」


彼の声はどことなく上ずり、まさに「やったるぜ!」といった感じであった。

営業の仕事について、彼もはや、12年。

今までの経験が、積み上げてきた実績が、

営業の血を燃え上がらせているのだろう。

で、彼は

「まずさ、Webで電話番号を調べて電話すんのよ。
 で、アポを取るときは疑問形はだめなんだなぁ〜。
 伺ってよろしいですか?って言って、結構です!って言われたら、
 話終わっちゃうから。」

と私に言い、

「行きたい時間、例えば三時なら三時に行きますっ!みたいな感じで、
 こっちで決めちゃって、押すのがコツ」

と続け、

「まあ、そうするとだいたい上手く行くね!」

と得意そうにタバコの煙を鼻から吐いた。


ゴーゴーと音を立てる換気扇の下で、自信に溢れた彼の営業テクを聞きながら、

私は何故か、彼からプロポーズをされた時のことを思い出していた。

あ〜、だからプロポーズの言葉は、

”結婚してくれる?”じゃなく・・・

ズバリ、”結婚決めたよ!”だったのか・・と。

そして、

自分が彼のテクにまんまとひっかかった、ということに気がついた。



おしまい。


...




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