台所のすみっちょ...風子

 

 

ノバうさぎ - 2004年03月19日(金)

今日、地下鉄の中で絵を描く少年に出会った。

彼はおばさんを挟んで、私の隣の隣に座っていた。

学生帽に半ズボンの紺色の制服。

制服の襟には印鑑か?と思われるような複雑な校章が

あって、一目でいいとこの私立の小学生といった感じだった。


初め、私は彼の存在をまったく意識していなかった。

だが、隣のおばさんの「あら〜上手ね〜」という

声に促され、彼が絵を描いていることに気がついたのだった。


彼が描いていたのは、

ノバうさぎであった。

それが、おばさんが感嘆の声を上げるのも分かるほど上手い。

小さい頃、私もそこまでは上手くなかったと、本当にビックリした。


男の子の手はするすると動き、あっという間にノバうさぎを

仕上げてしまった。

さて次ぎは何を描くのかと、私は期待して

その少年の手元を見ていたのだが、

彼はうさぎが完成しても、線を足すことを止めない。

それどころか、せっかく可愛く出来上がっていたノバうさぎを

あっという間に恐ろしい怪獣にしてしまった。



混沌としたこの現代社会。

誰もが多くのストレスを抱えている。

小学生でさえ、それは例外ではないと聞く。


坊主!いったい学校で何があった?



おしまい。



...




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