台所のすみっちょ...風子

 

 

瞳。 - 2004年02月06日(金)

昨日、ゆるゆるとした湯島の坂を登っている途中、

一匹の散歩中の犬と遭遇した。

その犬は白と黒の毛がふわふわとした”チンのでかい版”みたいな

室内犬で、前足2本と後ろ足2本をくっつけ気味にし、

だっちゅ〜の!のようなポーズで、まさにうんこをするところであった。

お尻を小刻みに震わせ、

ポト・・ポト・・と立派なものを2つほど出し、用を済ませた。

(無事に出て良かった・・)

私は安堵した。


だが、事を終えても、その犬がリラックスする気配はなかった。

うまくいったというのに。

それどころか、だっちゅ〜のの姿勢のまま、

黒目を天井に上げ、自分の側を行き交う人々の顔を、

ただ、ひたすら見続けるのだった。


明らかに目撃されたことを、戸惑っているような様子。

私には分かっていた。

その瞳が「み、、道端で、う、うんこして何が悪い、、」と

訴えていることを。


何故なら・・

あれは今から十数年前のこと。予備校仲間と行った

高尾山で、やはり「まさにこれから!」という柴犬に会った時、

「あ〜〜!あの犬うんこしようとしてるぅ〜〜!」と

その犬が途中で出すのを止めてしまうほどの大声で

指を差してしまった私に向けられた、悔しさいっぱいの瞳と同じだったから。


おしまい。


...




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