体力。 - 2004年01月15日(木) 今日、地下鉄で見たおばさんは素晴らしく俊敏だった。 彼女は年の頃なら60歳ぐらい。 途中の駅から乗ってきたのだが、ドアが開くか開かないかのうちに、 物凄い調子で電車の中に駆け込んで来たのである。 それは運動会のパン食い競争で、 あんパンをめがけて走るかのような速さだった。 どうやら彼女は私の隣の隣の空いてた席をめざして頑張ったらしい。 しかし、一足遅かった。 他の人に座られてしまったのだ。 (あんなに頑張ったのになぁ〜)と、見ていた私も残念であり、 彼女はぼ〜っとつっ立つしか、もう他に成す術がないように思われた。 しかし、天は見放さなかった。 10数分後、立っている彼女のすぐ後ろの席が空いたのだ。 降りる気配をいち早く背中で感じ取った彼女。 チラリと後ろに視線をやるやいなや、 次の瞬間、さっきのリベンジとばかり、 後姿のままホイ!っと跳ねるようにして席をゲット。 「絶対座ってやる!」という決意が、彼女の尻を突き出させ、 尻から席へとダイブさせたのだった。 その様子は、海の中で天敵に会い、びっくりしてピョピョン!と 後ろへ下がるエビのようであった。 それにしても・・・・と私は思う。 あれだけ走ったり、跳ねたりできるのなら。 座らずとも じゅうぶん立っていられるだろう・・・と。 おしまい。 ...
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