台所のすみっちょ...風子

 

 

愛の重さ - 2004年01月13日(火)

バイト先のスタッフの照明Aさんは、

この前結婚したばかりの新婚ホヤホヤさんだ。

「結婚して初めてのお正月はどうでしたか〜?」なんて

からかうと、熊五郎のような顔を緩ませて、

「べ、別にぃ〜〜普通っすよ〜」と言いつつ、とてもうれしそうである。

そんな彼が昨日、手編みのマフラーをしているのを発見。

ベージュのそれは、ざっくりとした大きな網目が

「さぞ、空気をたくさん含んで暖かいでしょう」といった感じだ。


機械編みの既製品が多く出回るこの世の中だが

やはり、手編みはいい。

ひと目、ひと目に編む人の愛情がこもっている。


恥ずかしながら、私も新婚時代、そんな気持ちを込めた時があった。

空っ風が吹きすさぶ冬空の下、旦那が寒さに凍えないよう、

私の暖かい愛で包んであげたくて、慣れない手つきでマフラーを編んだのだ。


けれど、あれから7年。

今、マフラーは押入れの中。

私の愛情がこもったそれを、彼は一度しかしてくれなかった。


何故なら、

選んだ毛糸がしっかりした極太で、

本に書かれていた長さまで編んでも、中々首に巻きつかなかったため、

どんどん長くしていったら、

出来上り寸法が旦那の身長と同じぐらいになっちゃって、

それを巻いた旦那は、

まさに「アオダイショウにこれから食われる小動物」といった感じで、

しかも「心なしかこれをつけると肩が凝る」とのクレームから、

試しに体重計で重さを量ったら、1.5キロもあったから。




おしまい。


...




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