台所のすみっちょ...風子

 

 

共通点 - 2004年01月07日(水)

友人A子は高校の同級生。

住む場所が遠く離れ、会う回数が減った今でも

私達は仲が良い。


が、彼女と私にはほとんど共通点といったものがない。

例えば彼女は、赤点まみれの私と違って

成績はどの教科もトップクラスだったし、

その後、進んだ道も正反対であった。

私が大学を出て、「仕事のためよ〜ん」とかなんとか言いながら、

洋服を買いあさり、着飾ることだけが命の薄っぺらなデザイナーを

している間に、彼女はしっかりとした堅実な仕事につき、

現在もバリバリと働いている。


さて、こんな私達ではあるが、敢えて共通点を挙げるとすれば、

それはお互い「年下の旦那を持つ」ということ。

年も私のとこが5つ下なら、彼女のとこは6つという具合だ。


で、一昨日、東京に戻る前の日のこと。

彼女と彼女の旦那さんを交えて3人で食事をした。

彼と会うのは一昨年の夏以来である。

私は驚いた。

もともとハンサムボーイではあったのだが、

この一年半でさらにその風貌に磨きがかかっていたからだ。

肩までのサラサラとしたロン毛に涼しげな切れ長の目、

そして高くスマートな鼻、顎に生やしたミュージシャンばりのヒゲ。

彼の白い肌で覆われた体は、まるで0.3のシャーペンで描いた素描の

ように細く、美しい。

それは、細々書くより、松○優作の息子に近い、と

言った方がいいかもしれない。


久しぶりに会った彼女の夫。

少女漫画から抜け出たような美男子を鑑賞できたことを

ありがたく思いながら昨日東京に戻った私は、

一足先に帰っていた自分の旦那を2日ぶりに見て、

ふと思わずにはいられなかった。

「・・・ふ、太い・・ご、ごつい・・そして・・オヤジ・・」と。



改めて感じる彼女の旦那との違い。

同じ年下である、ということはその若さから放出される

輝きも一緒であったハズなのに・・・


彼女と私の数少くない共通点。

信じてきたそれが、今、少しずつ崩れようとしている。



おしまい。


...




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