台所のすみっちょ...風子

 

 

でっかいバイアグラ - 2002年07月14日(日)

土曜日のこと。

友達の家にお泊まりしに行く為、

普段あんまり乗らない電車に乗った。

千葉方面へと向かうその電車は、

ガラ〜ンとした空き空きだった。

道中、非常に眠くなり、目を半開き

にして窓の外を鼻タレ小僧のように

ポケ〜と見る。

フワァ〜ン・・あくびをしようとした

その時、私のあくび用に開いた口が、驚き

で、そのまま閉まらなくなった。

「バイアグラ、あります!」

と、いう薬局の前に備え付けられた

デッカイ看板のせいだった。

大きさは、

畳3畳ぐらいはあった。絶対あった!うん、あった!

そして、そのスペースをいっぱいいっぱいに

使った大きな文字。

今時、バイアグラを売り文句に商売をしようと

いうその根性にも唖然としたが、なんたって、

その迫力は、立っているものも、萎えさせてしまう程

見た者を萎縮させる。

まさに、広告主の意図とは、まったく逆効果。

大失敗。

私が男なら、EDの治療を受けるがな。

CMでもペレが言ってるではないか。

「私なら、そうします。」と

まったく、その通り。さすが、偉人だ。

だいたい、たとえ萎縮しなくても、あれほど

デカイ看板を掲げる店に入るのは、とっても

勇気がいる。

打ち身で湿布を買おうという時も、

頭痛でバファリンを買おうとする時も、

それが、男性の場合なら、「やぁ〜い、バイアグラ男・・。」

女性なら「あらあら、性生活で苦労してるのかしら。」

と、ご近所から見られてしまう。

心外だ。


そんな余計な事に思い巡らし、ふと、

斜め前の席に顔をやると、さっきまで、人間のハズだった

女の子の顔がとっとこハム太郎になっていた。

私の知らぬ間にお面をかぶっていたのだ。

それにも、かなり驚いた。

ひと言、断ってください。


ゴトゴト揺られながら、千葉に向かう私であった。

               おしまい。







...




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