APSの日記
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2005年10月19日(水) 出産当日、完結編

のりです。またまた出産の続きです。

助産婦さんが分娩室の準備をしに行ってしまっている間も、
もどってきた看護学生さんたちが手を握って励ましてくれる。
「あーもうだめ、出ちゃう〜・・・!」と思わず言ってしまうと、
「頑張って!赤ちゃんに酸素いかなくなっちゃうよ!」
と言われてはっと気づく。そうか一番頑張ってるのは腹の子だ!
出てくる手伝いをしなくては!
いやーしかし苦しい。。と思ってると
助産婦さんが車椅子を持ってきた。
「分娩室行きましょう。」陣痛の合い間に車椅子に乗る。
移動中も「もうだめ、出そう〜」と言っていると
「あら、もういきんでいいわよ」と言われ、
「あ、いいんですか?」
ものすごく気が楽になった!
やった、もう我慢しなくていいんだ!
あとは、出すだけ。うぉ〜!
分娩台にのり、深呼吸2回してあの辺り目指して下に向かう感じで目を開けて声を出さずに・・・
と説明され、ふむふむ、よしよし、と、
さっきまでとは別人のようにやる気満々!
三回くらいいきんでみたら、なんとなくコツがつかめてきた。
陣痛がくるたび「はいっ!」と気合いれてたら笑われる。
私は普通のこと言ってたつもりなんだけど、何度か笑いをとってしまった。
分娩室で笑いがおきるのはめずらしいらしい・・・。
普通すぎたのか・・・。
いよいよ頭が出てきた。
せっかくなので旦那に出てくるところ見せてあげることにする。
せーのでいきんで、息継ぎして頭出そうなところで息続かず。おしいっ!
「いったーい!!!」
赤子の頭半分くらい出たところでもどれもせず、止まってしまったらしい。
助産婦さんがぐいぐいもどす。
あーこれは痛い。これは辛い!
ぜったい次で出してやる!!!
気合をいれて深呼吸。ふんっといきんで息継ぎ息継ぎ息継ぎ息継ぎ・・・。
「もういいわよ。楽にして。」と言われて出たことに気づく。
「ふんぎゃ〜〜」はぁぁ〜泣いた〜〜。ものすごくほっとする。
泣くまではなんとなく不安だったので・・・。
その後、へその緒ずるずる引っ張って何か出したり、縫ったりされていると、
「どうもありがとうございました!ほんと、いいお産に立ち会わせていただいて。」
看護学生さんたちが帰らねばならぬ時間になったらしい。
そうだ。三時までって言ってたっけ。
まさか間に合うとは思わなかったな。
産まれたの三時二十六分だったから、ちょっと過ぎちゃったけど。
「ほんと、こちらこそお世話になりました。」
せっかくなので、助産婦さんもまじえて記念撮影。
しばらくすると、赤子が隣に置かれ、
「二時間くらいこのままで・・・」と言ってみんないなくなってしまう。
早速親子三人水入らず。
携帯とデジカメで写真とりまくってた旦那と二人でしみじみ赤ちゃんを眺める。
旦那「新生児ってもっとしわくちゃだと思ってたんだけど・・・。」
二人「かわいいよねーっ!ねーっ!」

こうして無事に子供一人と、親バカ二人が誕生したのでした。。。


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