あまおと、あまあし
2006年03月27日(月)
すつくと伸びてゆく、
指のようなもの
芽吹く季節
爪弾く、うすい貝殻の音
やわらかな緑
やわらかな大地
柔らかな、頬、の、上に
描かれてゆく旋律
いつか聞いたことのあるような、記憶
あなたと、境界を探しにゆく
少しずつ剥がしながら
不確かな重なりの
どこまでが沼なのか
どこまでが、水なのか
どこまでが。
春、の音、許されるのか、と
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著者 :
和禾
Home :
雨渡宮
図案 :
maybe