七竃雑記帳
桂木 炯
祭り前日
一日目
まさしく「本日は晴天なり」といったかんじの
秋晴れの3連休初日
そらもう新大阪は大混雑でございます
しかも早めの便
さらにホームに滑り込んできた
妙にアヒル顔のアンチクショウは
今話題の新車両
「N700系のぞみ」
そりゃあ指定もとれねぇわ
と、納得しつつ
異常にリクライニングする素敵な座席と
過剰なサービスにセレブ気分で移動
(人生二回目のグリーン一回目は社員旅行で人の金)
しかし、寝たが最後
博多まで運ばれそうだったので
必死で起きる(バカ)
鈍行に乗り換えると
車窓からの海はこんなかんじ
バスで島半周してようやっと到着
強風だが、この日は準備デーなので問題なし
幟(のぼり)も華々しくはためいてるぜ!
私は昼に着いたので見てないが
午前中に男衆によってしめ縄用の縄がなわれ
御幣用の竹が切り出され
神社と
庭に幟がたてられる
神社の幟(陸から)
神社の幟(浜から)
当屋の幟
幟のおもり
幟はうちの庭にささってます・・・
当屋の幟が
明日の昼に下ろされるまで
村人は、山と畑にいっさい足を踏み入れてはならない
「知らずに入れば目を
知って入れば命を取られる」といい
正に神が山から里に降りるのを妨げる(目撃する)と、祟られるという
山の荒神信仰の典型が、今もきちんと信じられ伝えられている
ちなみに、近在のいくつかの村でも同じような祭りがあるが
今もきちんと当屋を廻るのも、祭りの日が守られているのも
うちの村だけらしい
(原則日付はずらさない、連休に重なったのはまったくの偶然)
ここで、当屋の説明をしておくと
春・秋の二回祭りがあり
春は10月
秋は2月
それぞれ祭り翌日に次の当屋に引き渡され
祭りのある日まで大事にお祀りする
しかし
春は、春分・・いわゆる春節祭(もしくはお田植え祭)
だからいいようなものの
秋は・・・収穫祭だから派手なんだよ〜!!
書付は明治から残っているが
文字を一般庶民が書けるようになったから
その次期から残っているだけで
神さまが家々を回っているのはもっと前から
これが書付のハコ
元々山の神様で、村に近い山に村単位で
石だの木だのを拝んでいたのを
体系化していったものということです
とりあえず準備
奥に縄が見えるでしょ?
書付どおりの供え物1
餅ふた重ね
米一升
魚二枚(一日目はホゴ)
お神酒と満潮時朝一番に汲んだ海水
そして
南天の枝
長いので翌日分に続きます。
2007年10月06日(土)
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