昨日の学会では珍しい人にあった。 学部時代の先生で現在退職後も籍はそこに置いているという。 この人の研究室ではないのだが,要所でよく遭遇する方である。
一回目の院試に落ちた後の帰りの飛行機であった。 それも私は直通便がたまたま空いてなくての乗り継ぎだったのだが,先生は実家へ帰るためだったらしい。 たまたまこちらで実験をしてたのだった。 先生に会ってなかったら,もう一階院試を受けようという気持ちはなかったかもしれない。あくまでも仮定であるが。 もっともそれがよかったのかどうかはわからないけど。
後一本で,任期無になれる可能性がある。 ただつまんない事を言って邪魔をするやつもいる。 自暴自棄になってる自分にコメントをくれる人も,単純にやめられると自分の仕事が増えるからだろうと思ってた。 そもそもこれまではかなり具体的だった将来のイメージが,ここ最近全く描けなくなってた。
そんなこともあって,今回の学会は自分としては最初で最後になるかもしれないと思ってた。実のところ六割ぐらい転職に傾いてた。 でも,先生がこうおっしゃったことでちょっとだけ心境は変わった。 「長く出来る(研究)テーマをしなさい。しっかり勉強したらよい。」 ついでに,これをみていたら,半分だけ答えが出たような気がした。
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