今日もガサゴソ
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母が子どもの頃遊んだお人形の 袷の着物があります。 お雛様と一緒に飾った立派な市松人形は 触れることを許されなかったらしいですが それとは別に大きなお人形があって たくさんの着物をおばあさんが縫ってくれたのだそうです。 (おばあさんは私の曾祖母) ひな人形は年月に耐えて 伯母の家にいまも保管されていますが 市松人形や、大きなお人形は朽ちていたようです。 でも、着物が一枚だけ残っていて それは私の祖母が縫ったものらしく化繊のようです。 化繊だったから虫や湿気に耐えたのかもしれません。
身長60センチのお人形に着せてみたら 丈がぴったりでした。 市松人形の大きさでいえば18号サイズなのかも。 写真では色鮮やかに映っていますが 染みや色あせがあって お人形に着せるとすすけた印象になってしまいます。 帯で隠れる部分や後ろの方は とても綺麗な色が残っています。
70年も前のお人形の着物を見ていたら なんだかたまらない気持ちになって 和裁の本を引っ張り出したり 市松人形の着物の作り方の本を取り寄せたりして これはひとつ、市松風のお人形を作ってみなくちゃという 気持ちになってしまいました。
まずはお人形を作り、それから着物を縫うことにします。 手元にある材料で、じっくり楽しんでいければいいなと思います。
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