くるくるくろりくくろにくる
いんでっくすふるいのあたらしいの


2004年07月22日(木) 瞬間目撃!

と言ってもだな、その瞬間は所謂、0コンマ00000000秒とかの世界ではなく、実にアナログにゆっくりと悠長にシミジミ、うんこらしょ、どっこらしょ、「やれ、ばあさん、もう一息じゃのぉ〜(←常田富士夫氏の声でお願いします)」な感じで、「えー、マジでー、やばいよー、それってー、シュンカンじゃないじゃーん!おかしくね?(←JRの中でアイラインを引いている女子高生風でお願いします)」
なんてツッコミも有りましょうが、でもねぇ…瞬間なんだよなぁ。

夜間診療が売り、オイラのかかり付け歯科医。
その日午後9時の診察の為夜風に吹かれて歩いていたと思いねぇ!
途中に在る桜並木の歩道。
一本の細枝が低く下がって揺れておりました。
細っこい先っぽに、何やら突起が…
近付き、よーーーーーく見るとだなぁ、5センチ程の透明で濡れた膜のようなものが街灯の明りでキラキラ。
『あら?何かしら?』

脱皮したてのセミ。

抜け殻、もしくは死んで転がっている奴は良く見かけたが、今正に、背中を割って出てきたばかりのニューフェエイスは初めてだ。
未だ透明で柔らかそうな羽に、少しずつ張りが表れて、一人前に近付いていく。
頑張れって、応援したくなるね。

でも、来週末にはもういないんだよね、君は…



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