めぐたれ暦。
<< 昨日。(((・∀・)))明日。>>
2002年06月17日(月)  >> ひまわり。




昨夜は、M嬢が部屋に来てくれた。



数日前に約束してたってのもあったんだケド

『あっちゃんが亡くなった。』

ってメールを打ったら

白菊と小菊のお花を持って来てくれて。





ふと

彼女と暮らしてた当時からの愛猫が病死した、去年の11月を思い出した。





購入して以来ペットボトル用のストロー入れになってたブルーガラスの一輪挿しを

初めて本来の用途に応じた使い方をした。



決して、嬉しい記念にはならないのだけれど。





去年のクリスマスイブに他界した『りよ』ちゃんの遺影の隣に

早速、あっちゃんのお写真を添えてみた。



ちゃんと別れの儀式をしないと、いつまでも引きずりそうだったから。


そうしたらきっと

苦しむのは、あっちゃんの方だと思ったから。





もう動かなくなったあっちゃんとひと晩を過ごして

りっちゃんの隣へ、小さくくるめて埋葬してきました。


またケンカしながらでもいいから、もう淋しくなんかならないように。





りっちゃんは、ジャンガリアンハムスターパールホワイトのコでした。



あっちゃんとは最期マデ仲良くなれなかったけれど

白くて小さなカラダに、真っ黒で大きな瞳が印象的なコだったんだ。



初めて逢ったトキのりっちゃんは、ショップのケージの中でイジメられていて

同じなはずの仲間達が重なって眠る姿を他所に

そんな対角線上にある“まわし車”の下で

まだ指先ほどしかないカラダを震わせながら、ヒトリで眠っていた。



あっちゃんを連れ帰る途中で

ホントにその足で出逢ったから

多少の躊躇はしたものの

まだ小さいのに荒れた毛並みとボロボロに破れて穴の空いた耳

そして、大きく切れた右の下マブタがとても痛々しくて

めぐには、どうしても見ていられなかった。





「あのコ、連れて帰りたいんデスけど。」

「怪我してるからねぇ。半額でいいよ」


胸が、ズキンとした。


「こんなんじゃ商品価値もないし」

なんて聞こえた気がして、泣きそうになった。





シカシ。



いざ連れ帰ってみれば、まぁお嬢サマ三昧なりよ姫!



ヤっパりトラウマがあるのか

相当臆病な故に他のハムスターとは相容れない様子なのは否めなかったけれど

元気にゴハン食べて元気に遊んで、元気にワガママな態度を取ってみせていて

いちいち可愛い!!



普段は決していいとは云えないあっちゃんとの仲も

だりんのご両親から送って戴いた

箱いっぱいのナシやリンゴを襲撃する時ダケは違って

実に見事なマデのコンビプレーで、背の高い箱をよじ登っておりました。



そしてりっちゃんはのっけカラ

“まわし車”のまわし過ぎによる疲労骨折の末の指切断

砂場の掘り過ぎによる結膜炎の末の白内障などなど

飼い主めぐりんに負けず劣らずな健康不注意ぶりを炸裂させながら

1歳10ヶ月の短い天寿を全うしたのでした。





小さな小さなりっちゃんを、もうこれ以上震わせていたくなくって

あたしはあの時、手を差し伸べた。



だけどそれが本当に

りっちゃんにとって幸せだったのかどうかは

今になってもワカラナイ。





けれど



「幸せに決まってるだろ?お前が一緒だったんだから」



そんなたかっちのコトバで、今のめぐは救われてマス。





りっちゃんは、ちゃんと幸せでしたか?



初めて一緒に暮らしたコ同士だったから

ホントは、とっても仲良くして欲しかった。


今はどうか傍にいて貰いたいと、ココロの底から願えます。





そして彼女達の周囲には

みんなにナイショで、ひまわりの種をいっぱい蒔いてきました。



上手くいけば、あのがじゅまるの樹の元に

夏には謎のひまわり群生が見られる事でしょう。



だけど“あの場所”は、普段の手入れがキチンとされていて

ひまわりは芽の内に摘まれてしまうのカモ知れません。



でも

もしもいつか

大きな大きなひまわりの花を咲かせる事が出来たら

めぐが知らないトコロで

きっとめぐが嫉妬してしまう位に仲良くしてるんだと

信じる事にした。



ダカラお願い。



・・・その種、食べないでね。(切実。)

(今日はこんなオチ。(^^;)







◇◆◇ めぐ。
<< 昨日。(((・∀・)))明日。>>