2002年06月16日(日) >> 「。。。」
あおが、他界しました。
ジャンガリアンハムスターブルーサファイヤの、トテモ元気な女の子でした。
お昼まではビタミンシロップをいつものように飲んでいたのに
ほんの数時間の間で、容態が急変。
享年2歳4ヶ月。
もうとっくにおばーちゃんだったんだよね。
4ヶ月くらい前カラは、ホントに毎日ガンバってたね。
殆ど動かない下半身を前足で必死に引きずって
ソレでも毎日ちゃんとゴハン食べてて。
そんな頑張ってるあっちゃんを手のひらで包んで、ゆっくりとゴハンをあげていると
いつも自然に、涙があふれた。
「毎日あおが頑張ってるのに、そんなにめぐが泣いてたらしょうがないでしょ?」
なんて
よくだりんに叱られてたんだよね。
あっちゃんはビっクりする位に人間が大スキで
毎日放し飼いにしてたって、いっつも足元にくっついてきた。
大きなスピーカーの中にひまわりの種をしこたま持ち込んでたり
防音の為に取り付けたにも関らず
どっから入ったのかなコンプレッサーボックスの中カラ出てきてたり。
だりんのジョギングシューズの中でお昼寝してたり
めぐ達のお食事タイムになるとどっからともなく現れたり
捨てるハズだった加工食品の空きカンの中におすわりしてたり。
真夜中に、眠れないめぐがキッチンでしゃがみこんでると
ちょろちょろ走り寄ってきて小さな鼻先で触れてきたりしてて。
いつもいつも、ホントにスゴく驚かされた。
イツモ沢山ゴハンを食べるあっちゃんに比べられて
めぐはホントによく叱られてたよね。
「あおはあんなにゴハン食べてるから、めぐもしっかりゴハン食べなさい?」
「あおはあんなに元気に遊んでるんだから、めぐも元気に遊べるようにならなきゃね」
って。
いっぱい発破かけられてたね。
めぐはね
あっちゃんが傍にいたから、めぐもキチンとゴハンを食べられたんだよ。
あっちゃんがお元気だから、めぐもシっカり笑顔でいられたんだよ。
あっちゃんが頑張ったから、めぐも頑張ろうって思えたんだよ。
あっちゃんがいなかったら
気が付かないまんまだったろうな事だって、数え切れない位にあるんだよ。
相手の目線になる事、ちゃんと“自分”を伝える事、自分の限界を恥じない事。
奇しくも
“自分の傷みを隠さない事”っていう項目は、ハムスターの習性上なかったんだけれど
今まで鳴いた事のないあっちゃんが
最期には小さく、何度も鳴いた。
か細く、頼りない、今にも消えそうな声で。
だけど
めぐに聞こえるように、届くように、ちゃんと伝わるように
何度も何度も鳴いた。
あれはもしかしたら、救けの求め方を教えてくれてたの?
あっちゃんを抱え始めて小1時間ほど経過した頃
例によって(泣きスギの)脱水による頭痛が酷くなってきた。
止めどなくあふれる涙で
ホントはこんなにもシっカり見ておきたいハズの、あっちゃんが見えなかった。
きっとイツモなら放っておいてた痛み。
「あっちゃんの方が大事!」
なんて、大義名分を抱えたツモリで。
デモ今日は違った。
ちゃんと水分を補給して、めぐがしっかりしていられるように自分を整えた。
呼吸すら困難になってくるあっちゃんにまで、心配なんてかけていられなかったから。
早かった鼓動が、急に静かになった。
声が出なかった。言葉にならなかった。涙が止まらなかった。
ただ
今この瞬間に、ひとりじゃなくてよかったと思えた。
ありがとう。
ただただ沢山ありがとう。
あなたに出逢えて、あたしは誰より幸せです。
あたしに幸せをくれた分
そのほんの少しだけでも、あなたは幸せに生きられましたか?
どうか違う未来でも、あなたにめぐり逢えますように。
例えそれが
「あそこの、ほおぶくろパンパンで寝てるいやしんぼのコを連れて帰りたいんデスけど(^^;」
なんて出逢いじゃなかったとしても。
◇◆◇ めぐ。 |