いっしょくんの日記

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なんとなく 読んで下さいね。

2002年06月26日(水)  残酷

 この頃の映像について 疑問に思う
 
 ある時期 テレビゲームの戦い合い殺し合いの影響で
 犯罪の低年齢化が進むと騒がれていた
 バーチャル体験 実際できないことをゲームで体験する楽しさ
 それは電車の運転であったり 
 ジャングル探検であったり
 宝さがしであったり 
 戦争・・・殺し合いであったりもする
 
 映像もリアルになり 声や音も血の色までも
 実物に近い
 あまりにも血の吹き出る映像を見ると
 本当にあんなになるものなのかと  
 おかしな気持ちが湧いてくる

 ケーブルテレビのCGアニメ

 サーカスが舞台になっている
 登場するのは3人だけ
 いや・・・2人と1匹というのか
 お日様スタイルのパパのパピーとその子供ポピー・・・らしい
 ポピーはサーカス修行中で うさぎの耳なのに
 しっぽが長い 白地に赤のシマシマ模様
 残りの1匹は けだものと呼ばれているオオカミ
 このオオカミが変わっている
 お面をつけているが お面の下に大きな口が隠れている
 そのお面が瞬時にけだものの心を表す表情になり
 ハラハラハラハラと落ちていく
 つまり・・・・・
 お面を無数に重ねてつけている・・・想定
  
 ここには会話はなく 音楽が流れるだけ
 ポピーはいわゆる自分がいつも一番でいたい子供
 ライバルのけだものには是が非でも負けられない
 あの手この手で勝ち進むのである
 例え相手が死んでしまうことでも
 ・・・というかアニメだから死なないのだが・・・

 昨日は手のひらを木製の机において
 ナイフでロシアンルーレットをするもの
 指の間をナイフでトントントントンとまたいでいく
 ポピーはうまくいかないのに けだものがしたら
 木製の机に手形が抜けた・・・・
 悔しいポピーはむきになる 
 当然のように 手首が・・・飛ぶ・・・
 そこにかえるがやってきて かえるのまわりを
 ナイフが走る・・・あたり一面・・・かえるのかすで
 緑になる・・・削れているのか?うううう・・・・・
 そんな番組にもかかわらず 変におもしろい
 体を電気のこぎりで切ってしまったり
 頭を焼いてしまったり 叩き潰してしまったり・・・
 海を眺めて涙していたポピーが 津波にのまれたというのもあった
 かわいい顔をしていながら かなり残酷なのだ
 大人のブラックジョークかと思っていた
 ところが子供に人気があるらしく 
 親にビデオをとってもらって見るらしい
 
 子供の見る残酷な映像は 良いのか悪いのかわからない
 悪いと断定できるとしたら 
 あまりにも子供の目に触れる機会が多いように感じる
 実体験のない中で 手首が飛んで大笑いしていたり
 体を電のこで切ったり 叩き潰したり・・・・
 しかもそこには笑顔がある・・・・

 親が一緒に見ていて 笑っていたら
 子供は当然笑うだろう
 足が切り落とされる事は笑えるんだ
 首が切れて飛んでしまうのはおかしいんだ
 ・・・そんな事まで学習しながら・・・

 殺し合い・・・戦争・・・・殺人・・・
 実体験できない罪悪
 
 やはりこれは 小さいころから大人が伝えてきた価値観の積み重ね
 大切なもの してはいけないこと
 ほんのささいな事から 身につけていくものではないだろうか
 積み重ねて学習し いつしか命の大切さが出来上がる
 人との交流 信頼 愛情で身につく

 今日 ある話し合いで 現代の親は 
 自分の価値観を子供に伝えないという話を聞いた
 周りの言動にすぐ左右されてしまう
 こう思う こう考えている
 そういうことを子供に主張しなくなった
 1つの事柄についての 自分の考えや思い
 そんな親の価値観から子供は考える力をつける
 ・・・・・大人の「責任」を考えさせられた

 「自殺したがっている友達に 命の大切さを伝えて
  自殺を止めるように説得する事ができない」
 
 真剣に相談している17歳の若者がいた
 説得できるだけの経験もないと・・・・
 
 私はもしこの17歳の若者から 死にたいと相談された時
 どう説得するだろうか・・・・
 何を伝えることができるだろうか・・・・
 
 アニメを楽しんでいた自分が 1人の大人として
 何を伝えていく事ができるのか わからなくなってしまった



     大人

  たくさんの経験を積み

  多くの人と出逢い

  失敗を繰り返し

  挫折を味わい

  愛する事を知り

  別れに悲しんだ


  それでも自分が

  大人になったとは思えない


  大人って どういうことだろう   


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