三楽の仕事日記
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2011年10月17日(月) |
学校管理訪問と公開研究会参加 |
今年度、この地区で校長職となった者が集まり、県教職員課から指導を受ける学校管理訪問。主催者として挨拶。
指導に来ていただいた主査にお礼を述べたあと、せっかくの機会なので次の話をする。
〇 学校経営に想像力を働かせてほしい。想像力の欠如は問題を大きくする可能性がある。せっかくの機会を活かす場面を逸することもある。 〇 (行政評価市民公開フォーラムでの出来事を紹介して)学校として何を発信すべきかを考えることが必要である。
ちょっと力み過ぎたと反省。課長からは机を叩くのではないかと思うほど力が入っていました!とコメントをもらう(笑)。
15人の校長が「人事管理上の努力目標・課題・問題点、不祥事防止の取組」について話す。それぞれから学校の実態に応じた取組紹介があり、大いに参考と刺激になったに違いない。
その後、教職員課主査から指導。その間は別室で課長らと相談。
管理主事と小牧市立北里中学校の公開研究会に参加のため移動。特設授業(数学)を参観。学校HPに案内を掲載しているだけで、他校から47名の参加があったとのこと。その中に堺市立浅香山中学校の教頭先生がおられたこともうれしい出来事。書籍「ちょっとした工夫でもっと注目される学校ホームページ」に浅香山中と北里中の原稿が掲載されたことがきっかけとなり、やりとりが始まったとのこと。僕はいわば縁結び役。
数学授業は「方程式の利用」。結論は納得できても、なぜこのような式となるのかが理解し難く、心して授業をするところ。「分かりました」と子どもが言っても、本当に分かっていない場合が多い。ちょっと題意を変えて出題してみて、根本のところが分かっていなかったと落胆したことが何度かあった箇所。
音声計算練習後、本時の学習課題提示。なるほど!うまい!という導入。良いネタをいただいた。 課題解決に向けて個人思考時間は少々。グループの話し合いに入る。 経験上、すべてのグループが解決はできないと予想。 4人1組となって、一生懸命話し合っているが、やはり予想通り。 そこで、解決できた(ように思う)生徒が式を発表。 その式を元にして、全員がきっちり理解するために集団追究が始まる。 追究は意図的指名で進行。良い判断(と思う)。
ここで、僕もよく発する「自分の言葉で説明して」という指示に注目。 どのレベルまでを「自分の言葉」とするのか。 教師のここのこだわりで、その後の授業は大きく変わるだろうな、と思いながら、 子どもたちの様子と授業進行を見る。
4人の話し合いを見ながら、ふと浮かんだことは、僕は生徒に数学的表現力をどのようにしてつけていたかということ。
ちなみに学習指導要領解説・数学編には「数学的な表現を用いて、自分なりに説明し伝え合う活動」という項目がある。
数量や図形などに関する事実や手続き、思考の過程や判断の根拠などを数学的に表現するためには、言葉や数、式、図、表、グラフなどを適切に用いて的確に表現する必要がある。その際に、数学的に表現することと数学的に表現されたものを解釈することを対にして考えることが大切である。 また、考えたことや工夫したことなどを数学的な表現を用いて伝え合う機会を設け、数学的に表現することのよさを実感できるようにすることも大切である。
「わからない」という級友に対して、必死に説明する生徒。数学的表現力がついていれば、と思うシーンがあって、上記のように自己の授業を振り返る。随分と前のことだけど(笑)。
続けて研究協議も参観。つまり北里中の先生方による授業についての協議を聞くということ。 何人もの先生方から子どもたちの学びを観察しての事実や、ある子どもの自分の教科と今日の学びとの比較から、子どものとらえが語られる。グループにおける子どもの関わり方が詳しく報告される。 そして協議は、徐々に子どもたちがなぜこのような学びとなったのかという原因追究に移行。
実に聞き応えのある協議会。経験、教科、立場を問わず、先生方の間に垣根はないな、と感じられる気持ちのよい話し合い。
授業も協議会も大いに参考になりましたという管理主事と、そのまま別れがたく(笑)、しばし二人で授業談義。今日も幸せを感じることができた1日。
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