三楽の仕事日記
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台風12号の進路や大雨による被害状況を気にしながら、朝からPCに向かい、夕方までプロットづくり。目途がついたところで原稿作り。
ネットで知った「教師力に関する研究 −授業の達人から学ぶー」(千葉市教育センター発行・pdf)を熟読。
まず「教師力」や「授業の達人」をどう定義したかに興味がわく。例えば、授業の達人は「論文や教育書など、顕著な研究成果を残したり、様々な会でのリーダーシップを発揮し、5名以上から『授業の達人』と推薦され、さらに千葉市教育センター教育研究部門および教職員研修部門内で検討した結果、一人の否定がない者、さらに他都道府県において(以下、略)」などと決め、29名の授業の達人を選出している。
その一人一人の方に1時間30分ほどのヒアリングをした結果をまとめている。29名全員の答えが一致したものに注目した。それは自分を伸ばした要因についての回答。それは「研究授業」。
以前、この日記に記録しておいた国立教育政策研究所が発表した「教員の質の向上に関する調査研究(pdf)」の結果と異なっていることが興味深い。
優秀教員の力量形成に関する質問紙調査結果において、初任から5年経験未満までで一番役立ったという経験は、「学校内での優秀な教員との出会い」で84%ほど。ほぼ誰もが経験している「授業研究」は入っていない。
5年から15年未満の経験、15年以上経験の中では、、一番役立ったという経験は、1番目に「長期研修」がくるが、2番目は「学校内での優秀な教員との出会い」となっている。「授業研究」は入ってきていない。
「表彰されるほどの優秀教員」と「授業の達人」とは重ならないということなのだろうか。こんなことを考えながら、原稿執筆を続ける。
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