三楽の仕事日記
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私立高校はすでに夏季休業に入ったのか。乗車している高校生はごくわずか。いつも以上に余裕の津島線。椅子に横になってもいいほど(笑)。
まずは連休中に選んでおいた提供資料ページを印刷、指導主事さんらに配付。
台風接近による今後のスケジュールについて、いくつか連絡が入る。どのような状況となっても決行する事業、早々に延期決定の会議など、いずれも納得。
職員の夏季動向一覧を確認しながら、自分の動向を決定。8月末までに訪問するところをチェックし、その準備。集中している週もあり、大まかな作業スケジュールを決める。さっそく作業にも入る。
先日見させていただいたiPad活用の数学授業。その授業者らが助言を求めて来所。授業について話ができる喜びをかみしめながら(笑)の50分間。ご希望にお応えしてのたっぷりコース。話の要点は以下のとおり。
1 数学(授業)は生徒とともに創るものという演技を!知っていても知らないフリをする演技を!ちょっとぼけてみる!驚いてみる!
○ あれ、動かしてくれたところでも∠BACは50°だね。これはたまたま? → 「たまたま」と言う言葉は数学の舞台にのせる言葉。 → 「たまたま」ではない。ならば法則? ← 数学的な考え方が引き出せる言葉。
○ こういう点はいくつあるの?いくつでもあるの? 「20個でも30個でも点をとってくれればいい」と教師が言わない方がいい。 → 数を問えばいい。数値なら答えやすい。当てずっぽうでも言える。理由を述べるより楽。つぶやくこともできる。 → (数を聞いたうえで)へえ、そうなの。そんなにあるの。だったら実際に示してよ ← 作業をする必然性を生み出すこと。やらされている数学からの脱却。
○ この点とこの点の間も、こういうところ(弧の上)に点がくるの? 「半円」だという生徒の言葉だけで、先生が円を描くのはまずい。 → へえ、ここに描きに来てよ(生徒に活動させる)。 → この点と点の間にもここに点がくるのだね。時々、はみ出てしまうことはないの?(ボケる) → ない!どうして? ← 説明させたり証明させたりするための必要性を生み出す。 → 「こういうところ」って、先生は言っているけど、数学用語で言うと何と言えばいいのかな? → できるだけ数学の世界に引き寄せる。 → これって半円? ← 作業をさせてみて活動を振り返らせる。違うように思うけど。 → (先生が書くとしても)「点、点、点、点・・・」と言いながら描き(点の集合を意識させる)、最後は「点が集まると線になる」と言う。
○ 半円っぽいって、その「ぽい」とはどういうこと? → 言語活動の充実は、生徒の言葉にこだわることから。「ぽい」という言葉は数学用語にはない。だから、その言葉にこだわるといい。「ぽい」から数学の舞台にのせる。
2 思考の言語化(見える化)させるために子どもに聞こう!
○ どんなことを考えて指を動かしていたの? → 頭に浮かんだことをすべて話させる → 同じように考えて動かしていた人は? → では、あなたはどんなことを考えたの?
○ コンパスの針のところが100°って、どういうこと? あの生徒の発言は実においしい言葉。問題文にはコンパスはない。だから生徒に突っ込むことができる。 生徒の発言がよく分からないのなら、生徒にもどせばいい、他の生徒につなげればいい。自分一人で何とかしようと思うから焦る。整理がつかなくなる。 →「問題文にはコンパスがないけど、あなたにはコンパスが見えるんだ?どこにあるの?あなたが見えていることを話してほしい」
そのほか、僕が数学授業を行う上で心掛けていたことをいくつか。なんと楽しい時間だったことか(僕だけかもしれないけれど…)
2009年07月19日(日) 第16回いきいき寄席 2008年07月19日(土) 充実!学校評価研究会 2007年07月19日(木) 国際シンポジウムに登壇することに 2006年07月19日(水) 夢が広がった見える化会議 2005年07月19日(火) 危機管理の1日 2004年07月19日(月) 明日の準備など 2003年07月19日(土) 市内大会始まる
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