三楽の仕事日記
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2010年11月29日(月) |
フィーチャースクール見学 |
いつもより早く家を出て、文部科学省へ。教員支援WG会議を10時から12時まで。
小牧市教育委員会のA指導主事と合流して、フィーチャースクール推進事業校の1校である葛飾区本田小学校へ。A指導主事の友人である同校の先生のご厚意より、授業を見せていただき、校内研修にも参加。ICT支援員さんにもインタビューさせていただいた。訪問を受け入れていただいた校長先生をはじめ、皆さんに感謝。
教室に入る。子どもの机の上にはタブレット型PC。左側には大型ディスプレイ。右側には電子黒板。そして充電庫。教室上部隅には2つのワイヤレス受信機。子どもが手にしているタブレット型PCは、この2ヶ月で新品の輝きはなくなっていて、むしろしっくりなじんでいる感じ。総体的にみれば、わずか2ヶ月でよくぞこの段階まで来ているな、というのが正直な感想。
今日の授業は、これぞ個人端末を生かした展開とは言えなかったが、これまでの授業をお聞きすると、教師からそれぞれの端末にインパクトのある映像を送ったり、それぞれが端末に書き込んだ意見を電子黒板に転送させて、意見交流がなされていたりと、今後楽しみな授業展開が生まれ始めている。ひっきりなしに参観者があるようで、いつも機器フル活用の場面を用意することは難しいことは十二分に承知しているが、そういう場面を見せることができなかった授業者が恐縮されていた姿に申し訳なく思った。突然に近い訪問をお許しいただきたい。
現在、この学校がこの事業を引き受けられて一番良かったことは、ICT支援員さんの配置ではないだろうか。支援員さんは朝から夕刻まで、いわゆる一般教諭と同じ勤務体制で働いている。区で配置されている支援員さんが月に数回とのことだから、先生方との結び付きは格段に違うはずだ。このことは「この時間(午後4時過ぎ)から先生の教材リクエストに応えたり、操作レクチャーをすることが多いのです」という言葉から感じることができた。どのようなことをお聞きしてもにこやかにお答えいただけて、この方なら先生方も気軽に聞くことができるであろうと思った。この方がいたからこそ、わずか2ヶ月でこの段階までになっている、やっぱり教育は人だ、と思った。
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A指導主事、友人、NTTコムのKさん、そして僕で一献。さらにフィーチャースクールの実際をお聞きする。様々な課題は当然あるけど、夢もわく。ただ、授業仕分けでは来年度は廃止。仕分け人も視察されたようで、事業に関わっている方々が、ある意味、責任を感じておられることも気の毒に思った。十分に理解して上での判断ではなかったように僕は思っている。
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