三楽の仕事日記
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2010年09月22日(水) |
「新しい公共」推進フォーラム |
「新しい公共」推進フォーラムに参加する。場所はウィルあいち。参加した理由は「新しい公共」という言葉をフォーラムを通して理解しておきたいということ、そしてモデル事業報告で「アレルギーっ子のつどいクリスマスローズ」が発表されるからだ。
このクリスマスローズは、アレルギー児を持つ親の情報交換会をはじめとして、数年前からアレルギーに関する講座や講習会を開催して、正しい知識の啓蒙に努めている団体だ。ちなみに代表は教え子。僕もこうした自発的な会にはいくつも関わっているので、会の運営の楽しさはもちろん、その苦しさもよく分かっている(つもり)。今回はモデル事業に選ばれ、実践発表されることを知って、応援したいという気持ちもあって、フォーラムに参加した。
会の流れは選ばれた3つのモデル事業報告。そしてパネルディスカッション。クリスマスローズさんの発表はMさん。Mさんとも別ルートでつながっていくから縁というのは不思議なものだ。Mさんは明瞭な語りと映像が浮かんでくる具体的な話で皆さんを引き込んだ。そしてなりよりも、アレルギー児を持って困っている方々のお役に立ちたいという気持ちがよく伝わって、とてもよい発表だった。
パネルディスカッションで、助言者の立場で発言された青山学院大学教授の鈴木眞理さんの話がとても勉強になった。余談だけど、要項を見てこの方は女性だと思っていたが、僕よりちょっと年上の男性。
鈴木さんは「新しい公共」を「古い公共」(いわゆる行政)という言葉と対比させて、発表の3団体に突っ込みを入れる。あなた方の取組で、「古い公共」であればできなかったことは何でしょうか、それを明確にしなければと。
鈴木氏は「新しい公共」と「古い公共」の両方が必要だとした上で、新しい公共について次のように語った。
「新しい公共」は、不完全なもの。不十分なもの。ここによさがある。 永続性を考えなくてもよい。嫌になったら止めればいい。だからやっていて面白い。 形だけになったら面白くない。中でも一番初めに取り組んだ人は特に楽しいはず。 活動は特定の人だけに向けたものでもOK。 自由に連携をすればよい。変形をすればよい。担い手が成長するところにも特徴がある。 「古い公共」は、不完全であってはならない。継続性がなければならない。特定の方を対象にしたものであってはならない。「新しい公共」と対比的な位置にある。
なるほど、という話が続く。触発されて、帰宅後もネットで「新しい公共」を学ぶ。鈴木氏の著書もネットで購入。
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