三楽の仕事日記
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昨年12月2日に食道アカラシアの手術(POEM)を受けて、ほぼ5ヶ月経った。4月からは立場が変わったこともあって、3日に1回の割合で宴会があり、これまでに経験したことがない食生活を送っている。ひょっとして異常を来すのではないかと心配したが、まったくそのような気配はなく、すこぶる快調。胸痛もつかえ感も、もちろん夜中の逆流もまったくない。朝まで熟睡。今となっては、あの夜中の逆流で苦しんだ日々が懐かしい。
このようなこともあって、久しぶりに井上先生にメールで体調報告。学会での講演でニューオリンズに滞在中の井上先生から、すぐさま返信あり。
それによると、現在、POEMを35人の方が受けられたとのこと(僕は15番目)。僕のように、皆さん、極めて良好とのこと。井上先生がどうやって昭和大学横浜市北部病院を知ったのかと尋ねられると、数人の方が、僕の「食道アカラシア入院日記」から知り、手術まで決意されていたとのこと。
井上先生からは、「アカラシアで悩んでおられる患者さんにとって朗報で、治療に踏ん切りのつかない患者さんたちの不安の解消に大きく役立つので、ブログ発信を継続してほしい」という依頼を受けた。
こんなうれしいことはない。もともと発信することにしたのは(入院日記のトップページに書いたが)以下の理由から。人様のお役に立てた喜びは格別。とても気分がよい連休の1日となった。
「食道アカラシア」は、聞くところによると「10万人に一人」という病気だそうです。 その病気にかかってしまいました。
胸痛や夜中に水分を戻してしまうなどの症状は「食道アカラシア」が原因であること、 開腹せずに内視鏡のみで手術ができる医師がいること等をすべてネットで知ることができました。 おかげで手術を受ける決断ができました。
もしネットでそれらの発信がされていなかったら、 僕は未だに夜中の逆流があって、睡眠が十分にとれずに苦しんでいたと思います。
そこで、僕の経験もどなたかのお役に立つのではないかと思い、 食道アカラシアの症状や、入院・手術の様子をネットで発信することにしました。 もし僕と同様な症状で苦しんでいたり、手術を躊躇していたりする方には、 このサイトは、なんらかの決断をする材料となると思います。
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