三楽の仕事日記
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2009年12月30日(水) |
文部科学省来年度予算案から |
今日も「教員研修の手びき」の校正作業。あと40ページほど。手っ取り早く終わらせるには、妥協すればよいのだけど、正直な人間だからそれができなくて(笑)。
あちこちで話題になりつつある文部科学省が発表した来年度の予算案について所見を少々。
「英語教育改革総合プラン」に入っていた英語ノートの配布については、平成23年度も継続されることになった。事業仕分けでは「廃止」の結論だったので、22年度の配布がなくなってしまうのではと勘違いしたけど(22年度配布は21年度予算で執行済)、来年度も再来年度も大丈夫ということだ。文科省の担当課からは、仕事納めの日にわざわざこのことについて周知するように文書が届いたので、相当数の問い合わせが入ったのかもしれない。ただし22年度中にウェブ利用も視野にいれて見直しをするようだが、英語ノートはフルカラー。各校でデータをダウンロードして印刷を、なんてことになったら大変なこと。
一番気になっていた「学校ICT活用推進事業」。新聞では取り上げられておらず、まさか事業仕分け通り廃止ではないだろうなと思っていたが、予算案を見たらそのまさかの「0」。学習指導要領の中でも、ICT活用についてはかなり書き込まれているのに「0」というのは本当に残念なことだ。これでよいのだろうか。ICT整備を進めようとしている市町村がこのことを取り上げて、「予算厳しき折でもあり、我が市町村の整備も・・・」なんていうことがないように祈るばかり。
事業仕分けには含まれていなかった「生徒指導・進路指導等取組の推進事業」については昨年度より減額ではあるが、小学校へのスクールカウンセラー配置校は「3,650校 →10,000校」へ拡大。このように増やさなくてはならない今の状況は悲しむべきことだが、対応としては喜ばしいこと。配置数が3倍になるということは、本県では小学校70校配置から210校配置になるということ。もっともこれは国の1/3補助事業。2/3の費用は県支出になるので、そのとおりになる可能性は低いと推測される方も多いと思う。いよいよ県予算案が決定に向けて動き出す。
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