三楽の仕事日記
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2009年11月28日(土) 岐阜・本荘小学習活動公開に参加

 以前から楽しみにしていた「岐阜市立本荘小学校学習活動公開」に参加。午前中には、全クラスで2時間の授業(学習活動)公開、午後は全体会(先導的教育情報化推進プログラム成果発表、パナソニック教育財団特別研究指定校 中間発表とこれからの学校)というプログラム。

 全国各地から450名ほどの参加者があったというから、これはなりより井上校長の発信力によるところが大きい。井上校長が毎日発信されるブログから学ぶことは実に多い。「DO−SEE−PLAN・よいとこみつけ・教育から協育・心機融合・学びの連続」といった考え方に基づく斬新でかつ無理・無駄のない学校経営の実際をだれもが見たいと思い、参加したことと思う。

 「授業公開」と言わず「学習活動公開」とされている理由を資料から探る。「教えられる授業から自分で学ぶ学習活動」という言葉に目がとまる。「学習活動の具体化」と称された資料からその構造を確認する。

1 自主学習を確認する。
 (教師:自主学習のできている人は手を挙げてください。挙手した人数を板書する)

2 「学習のめあて」と「学習のしかた」を確認する。
 (教師:学習のめあては教科書に書いてください。学習のしかたは教科書のここですね。マークしておきましょう)

3 自主学習の成果を交流し、成果を深め拡大する。
 (教師:自分の自主学習の成果を深め、拡大する班学習を始めましょう。学習班の学習成果が高まるように重点的学習班の指導を順次行う)

4 教師の指導によって学習のめあてに到達する。
 (教師:班学習の結果、先生の説明、解説等を必要とするところを、班毎に発表してください)

5 自分の学習をする。
 (教師:個人学習の指導をする)


 このような構造のもとで公開された全クラスの学習活動を見る。幸運にもコラム「授業を見るプロ」を執筆中の大西さんにお会いすることができ、二人で子どもたちの活動の様子を見て感じたことを話し合いながら参観。自分自身で「ペア学習」と「外化することのよさ」を実感。一人で見て回っているより、学びの量は何倍にもなった。さらに昼食時には三重の中村先生らにご一緒させていただき、さらに学びは倍増。みなさん、学習活動公開についてはほぼ同様な感想をお持ちで、教室で見てきた事実をもとにした意見交換は、午後のプログラムがなければ永遠に続く勢い。まずは貴重な情報提供をいただいた本荘小の子どもたちと先生方に改めて感謝したい。全クラスで2時間の公開がある学校は、全国広しといえどそうあるはずはない。まさに無理・無駄のない学校経営の中で、本質に時間を使える学校になっている証拠だと言える。

 午後は体調管理のこともあって参加せず。自宅へ戻る。


2008年11月28日(金) 数学授業研究会1日目
2007年11月28日(水) 今日もいろいろと・・・
2006年11月28日(火) 期末テスト2日目
2005年11月28日(月) 戦う校長?
2004年11月28日(日) 仕事はかどる
2003年11月28日(金) 小牧市交響楽団演奏会