三楽の仕事日記
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今日は久しぶりに大阪で開催されたICT研究会に参加。新年度になって初の会合で、所属や立場が変わっていた人もいて、新たな情報交換ができた。この研究会では取りまとめを仰せつかっているので、午前・午後とも発言は控え、会議が価値あるものとなるための司会進行に心がけたが、皆さんの思いは様々で、収束させることは難しかった。だからこそ話し合う意味があるのだが、一応のゴールを示されているので、このままではという焦りは確かにある。帰宅して、本日の会議を受けて一定の方向性を示す文書を作成して送付。みなさん、どう考えられるだろうか。
「教育と平等」(苅谷剛彦著、中公新書)を読む。内容については、この「教育委員だより:日本の教育を論じる前提」に記されているので読まれることをお勧めする。苅谷さんの論の進め方にはいつも納得させられる。苅谷さんは次のように「あとがき」で記している。
文献に残された「言葉」だけに頼らずに、「言説と実態の二分法」にとらわれずに、ある社会のある時代の基底にある「知識」を取り出すことはできないのか。財政の仕組みとその実際の動き(お金の配分のあり方)への着眼には、そのような方法論的な企図があった。語られない部分を含めて、ある社会のある時代の「知識」に迫りたい。(略)ただ、資源配分に埋め込まれた基底的な「知識」が、私たちの社会や教育のあり方に影響を及ぼしていることを幾許かでも示せているとしたら、このような研究スタイルにも多少の意味があると言えるのかもしれない。
過去の仕事日記のタイトル(↓)を見たら、2年前の今日は、安倍首相が辞任した日。2年後に民主党政権がスタートすることをだれが想像しただろうか。
2008年09月12日(金) 大須演芸場で 2007年09月12日(水) 安倍首相辞任 2006年09月12日(火) 2回目の情報モラル授業 2005年09月12日(月) 様々な相談 2004年09月12日(日) 学校の壁面にいたずら 2003年09月12日(金) 市P連会議は密度濃く効率的に
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